マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

Phantom Excaliver_Dragon Avengers 未来のメタルを背負う者達

何気なくその日に聴いた音楽について語るシリーズ。

 

今日はPhantom ExcaliverのDragon Avengers。

みんな大好きファントムエクスカリバー。日本のヘビメタを背負って立つ、次世代メタルスターの渾身の王道楽曲。

初っ端からヒーロー感満載の爽快メロスピ。タイアップ曲と言われてもおかしくないほどにPOPさとキャッチーさを持ちながらもしっかりとヘビーメタルしている展開、イカしたギターソロ。

すげー頑張って作ったな!と言いたくなるMVも必見。ただ、もしあなたが「彼らと初めて出会う」なら、MVにとらわれずに一度その音をしっかり聴いて見て欲しい。

ちょっと変な見た目のバンドあるある『音と技術はガチ』を体感出来るはず。

 


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昔、「ヘビメタ」って言葉嫌いだったんですよ。「えーヘビメタ聴くの?」「ヘビメタ?ダサ...」というリアクションを感じるたびに、「いやヘビメタじゃなくてメタルな!」と心の中で何度訂正したことか。メタル好きな中年なら少なからず経験ありません?

ハードロックからヘビーメタルへ変遷し、とかく日本では「なんか変な恰好でうるさい音楽やってるおかしな人達」みたいな意味合いが「ヘビメタ」という言葉に勝手に集約されてしまった気がしていた。

 

歳を重ねた今、「ヘビメタ」は日本で独自に進化した素晴らしい一つのジャンルである、と思えるようになった(この辺りは長くなるのでまた別の機会に)。そんなヘビメタを掲げる次世代スター、それが僕らのファントムエクスカリバーだ!

 

2022年時点では最新曲の部類に入る今作。彼らの世界観が上手くまとめられた名曲に仕上がっている。

まずイントロ。大空を思わせるようなメロディラインにギターが乗れば、もう冒険感満載。ファンタジーやゲームに触れてきた世代なら秒で感じるファンタジー感。これよこれ!待ってました!

 

全編通して爽快感溢れるメロディ、Cメロからの激熱展開、高音シャウトで締めくくるラストの展開。この濃縮された旨味は、メロスピ味覇状態。メロスピで気分アゲたい時は、もうこれ聴いときゃ大丈夫。チャーハンには味覇入れときゃ大丈夫。

 

歌詞もまた良いのよ。歌って全部そうだけど、「彼らが歌うからこその生まれるメッセージ」がね、良いわけ。

 

「こみ上げる想いは明日の風となれ」

 

中年としては、この言葉に一発KO。

歳を重ねると「想い」っていう物はどこまでも複雑で、幾つもの意味を持って、ドロドロとして。

良いとか悪いとか、幸せとか不幸とか、悲しみとか怒りとか。一言で表せるようなものではなくて。家族が居る幸せ≒守らなければならない足かせ。守るもののない孤独≒自由に生きられる日々、とかね。表裏一体。

 

言い表せない想いは山ほどあるけれど、それは各々の人生に吹く風のようなもの。その風に乗って行くしかない。むしろ風に乗って行けばそれで良いんだよ。

風に乗って、どこまでも行こうぜ!(俺たちと一緒にな) なんて、若者達に励まされたような気分になっちゃうわけです。

 

しかし、正直に言って...かっちゃん、どんどんカッコ良くなって来てないか!?

 

見た目も歌声も、どんどんカッコ良く見えて来ているのは気のせいか?自分だけの病気か?

彼がこのバンドのキーマンであることは言わずもがな。いずれは海外の人達にも「Kachan!!」と愛されている姿を想像せずにはいられない。

 

MVでかっちゃんの剣から光が立ち上がるシーン、燃えるよね。

 

DRAGON AVENGERS

DRAGON AVENGERS

  • Phantom Excaliver
  • メタル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes