今日もお仕事お疲れ様です。
今日もストレス...溜まったよね?
今日もアイツ...ムカついたよね?
その怒りを胸にしまって乗り切ったそこの貴方。この曲を聴いて心を開放しよう!
ムカつくあいつは、〇ね~!!
心の中で暴れまわり、爽快に、そしてちょっとくすっと笑って、また明日を乗り切ろう!
今や日本のヘビーメタル、いやジャパメタ / ヘビメタのレジェンドの一人と言っても過言では無い、THE 冠の「花占い」を是非どうぞ!
ゴリッゴリのパワーメタルでロケットスタートを決めると、突然始まる花占い。
そもそも、「花占い」って言葉、若い世代に伝わるのか...?
いわゆるあれです。花びらを1枚ずつちぎりながら、「あの人は私のことを好き...嫌い....好き...」と繰り返し、めでたく最後の1枚が「好き」ならば良し、「嫌い」ならば残念、という遊び。
冷静に解説すると、オリジナルの「花占い」の時点でかなりヤバい行為だな。
楽曲中でも着々と進む花占い。
「好き」「嫌い」、「あほ」「かしこ」...なるほどなるほど、これは逆の意味の占いなのね。嫌いで、あほで、腹が立つ「アイツ」へのメッセージソングだ。
と気が付いたあたりで繰り出される、
「〇ね」「生きろ」「〇ね」「生きろ」....「〇ね~!!」
うっわー...気持ちえぇわぁ...間に「生きろ」が挟まることによって生まれる「残念だったな!やっぱりお前は〇ね~!」感。
コンプラ的に一抹の不安にかられるものの、やっぱり腹が立つことに「〇ね!」と大声で叫んでしまうことの「気持ち良さ」ってのはあるんです。車で聴いている時は、この部分は大合唱確定。
激しいパワーメタルからの空が晴れたような爽やかなサビ。歌詞だけを聴けばドロッドロの世界観が展開されているのに、巧みな楽曲の力によって決して雰囲気が暗くならない。面白おかしく爽やかに、仕事終わりのビールのように、さっぱりした気分にさせてくれる。
「そうは言っても、仕事上ややこしくなるし、言えないよね」というド正論が炸裂しつつ、メッセージは心に秘めたまま、物語は幕を閉じる。リアルだ...
荒々しく暴れる残虐ソングなどではなく、どこにでも居る普通の人々が今日も苦しい日々を戦い抜く。そんな戦士達へ向けたウォークライ。
あなたがその怒りを胸に押し殺したからこそ、今日の世界の平和は保たれたのです。あなたこそが平和を守る戦士、そして勝者だ!
本当にお疲れ様。明日も頑張ろう。