突然ですが、あなたは楽器を弾けますか?
その答えはきっと、3つのパターンに分かれるはず。
①うん!楽器って楽しいよね!
②持ってるし触るけど...別に上手くないし...弾けません。
③楽器かぁ、触ったことないや。
極論、私は世界中の人が①になって欲しいと思っている(脳筋)。
そして②と答えてしまう気持ち、とっても解る。解るからこそホントに残念に思う。更に言えば②が大きな壁となって、③の人が楽器を手に取るステージへ進むのを阻んでいるのではないか。
「楽器をやる」ということに対する謎のハードル。
「え?何が弾けるの?(すげー上手く弾けるんでしょ)」
「それで飯食えるの?」
「どこを目指してんの?」
うるせぇ、下手くそだよ!でも楽しいから良いんだよ!
部屋の片隅のオブジェになってるけど、カッコいいから良いんだよ!
鼻歌歌ってる人に、
「えー超絶歌唱力見せてよ」
「歌なんか歌って、金になるの?」
「プロにでもなるつもり?」なんて言うかね。言わないよね?
人類がまだマンモスを追っていたころ...かどうかは知らんけど。歌って踊って酒飲んで、なんて文化がもうあったんでしょう?太鼓を叩いて楽器のように音を出して楽しんだんでしょう?
音楽や歌、楽器は人類の歴史に寄り添う存在であり、無くてはならない物だったのではないか。みんな、楽器やろう。
そうは言っても、だ。ちょっと音楽が好きで、楽器にちょっと興味を持った③の人は、②の壁にぶち当たるわけ。
「楽器なんか初めてどうするの?」
「どうせ続かないよ」
「そうだよな、難しいよな」
「挫折しちゃうかな」
「お金の無駄かな」
そんなことはないぞ!もう一度言わせて欲しい。そんなことはない!
置物になったっていいじゃない。カッコいいぜ?ちょっとでも上達したら、それだけで楽しいぜ?憧れの音楽を少しでも弾けたりしたら、テンション爆上がりだぜ?
あなたが楽器を手に取ることに、何一つデメリットなんて無いのです。
とまぁ要するに。
楽器って凄い楽しいから、音楽が少しでも好きな人なら是非手に取ってみようよ!ということなんです。
私?私は楽器好きですよ。でも超絶下手くそです。
我が家にはギターとベースとピアノと電子ドラムとカホンがあります。でも、超絶下手くそです。
どれもロクに弾けない。ありがちな謙遜は一切無し。YouTubeにあげちゃうような人に聴かせられる技術は一切無し。マジで下手。
それでも楽しい。ホントに楽しい。下手くそだからこそ、ちょっと上達するだけで達成感も半端ない。
世の中には「楽器を初めて上達するためのHow to」は山ほどある。けれどその大半は「上手くなった人」が「上手くなるためのHow to」を教えてくれるもの。
だからこそ、それに沿って上手く弾けるようになりそうもない時に、「あ、失敗したかなぁ...」なんて思ってしまう気がして。
そこで、大して上手くないけど楽器を満足している自分ならば「そこそこの楽器生活」を送るために役立つ情報を伝えられるのではないか?と。
自分の小さな体験が、誰かの楽器ライフの背中を押すことが出来ないかな?と。
そんな想いを胸に、つらつらとあれこれ書いてみようと思った次第であります。
さぁみんな、こっち来いよ。楽器やろうぜ!