マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

Let's make rock_Dream Evil Rockをぶちかませ!

負けられない戦いがそこにはある...

とはよく言うけれど。

日本代表でもない、なんのとりえもドラマ性もない一般人の私にも、やらなければならない!という時がある。

気合を入れて、一発ぶちかましてやらねばならない!という日がある。

 

みんなもそうだろう?

そんな日は、世界戦の入場テーマのごとき勢いでこの曲をかけて欲しい(心の中で)。

この曲さえあれば、もう怖い物など何もない!

 

スウェーデンの名プロデューサー、フレデリック・ノルドストローム率いるDream Evilが放つ、Let's make rock。

 

Lets Make Rock

Lets Make Rock

  • provided courtesy of iTunes

 

フレデリック・ノルドストローム、大好きなんよ。

カッコいい音を作らせたら右に出る者はいない、というか自分的にものすごい好みの音に仕上げてくれる名匠。

 

ギターヒーロー、ガス.Gから繰り出される「敢えて」シンプルなギターフレーズ。そこへ奇才スノーウィ・ショウの力強いドラムが加わり、シンプルに「ズドン」と腹に来るサウンドで幕を開ける。

 

音も、歌詞も、これぞロック!これぞメタル!ただただカッコよくあれ!

 

英語が得意でなくとも、否が応でも燃え上がるシンプルな歌詞。

 

Can you feel it?

Can you touch it?

Feel the power!

Let's go crazy!

 

ミドルテンポの力強いメロディと共に、厨二心をこれでもかとくすぐり、煽りに煽ってくる言葉達。

そして繰り出される必殺の一撃!

 

Let's make rock!

What's are you waiting for?

We gonna give you more!

 

これでもかというほど、背中を押す。

いや、がんばれよ、と背中を押すなんて生やさしいもんじゃない。

むしろ「いいから飛び込め!」とばかりに背中を蹴り飛ばされるくらいの勢いだ。

 

おいおい何してんだよ?

やってやろうぜ!

もっと!もっとだ!俺達はもっと行けるぜ!

(超意訳)

 

 

なんでだろう?自分でもよく解らないまま、

 

What's are you waiting for?

 

という言葉が妙に脳裏に焼き付いている。

自分は決して積極的ではない。臆病だし。保守的だ。尻込みして、恐れて、不安に駆られて、すぐに薄暗い一日を過ごす。

 

解っている。待っていても何も進まない。自分の足で進まなければいけない。

いつもいつも強く生きることは出来ないけれど、せめてここぞ!という時だけは。

 

だからこそ、大事な時に一歩を踏み出せない時は、自分に問いかける。

 

What's are you waiting for?

 

 

 

ガス.Gは言わずと知れたギターのスーパープレイヤー。速弾きはもちろん、超絶テクニカルなプレイが無限に飛び出す名手だ。

そんなスーパープレイヤーがシンプルな音に力を込めたとしたら?その破壊力が絶大のは言わずもがな。

 

Dream Evilの楽曲はその辺りが実によくまとめられている。CD特典でレコーディング風景の映像が見られたりするのだが、カッコいい音楽やろうぜ!というシンプルな衝動をビリビリと感じさせられる。

ドラムのフィルインについて試行錯誤する中、極めてシンプルで力強いプレイが「ビシッ」と決まる一幕があった。その瞬間にスタジオで湧き上がる「Yeah!!」という歓声。あぁ、ホントに最高だよ、音楽。

 

 

さぁ、Let's make rock!