ヘヴィメタルってどんな曲なの?
ヘヴィメタルってよく解らない。
ヘヴィメタルってどんな人に合うんだろう?
と思っている方はいらっしゃいませんか?
もしくは、
久しぶりにドストレートなこってこてのメタルが聴きたいわぁ~
と思っている方はいらっしゃいませんか?
そんなあなたにお勧めなのはこれ。
日本でヘヴィメタルの一大ムーヴメントを巻き起こしたSEX MACHINGUNSのHeavy Metal Thunder。
メタルの曲調。ギターソロの旨味。「cool」や「groove」とは違う、どこか無骨なカッコ良さ。そして奮い立たせる確かな力。
この曲にはヘヴィメタルの真髄が籠められてます。
日本のヘヴィメタルと言えば誰?
様々な答えがある中、ある一定の世代の中では確実に「SEX MACHIGUNS」が挙がるはずだ。
目に見えて「売れた」し、ヘヴィメタルでスターになれるということを示してくれた。一方で「売れた」ことで、知っているけど何となくのイメージしかない、という方も多いんじゃないだろうか。
それは決して悪いことではないけれど、「面白い人達」「コメディタッチの世界観」のようなイメージしかない方が居るとすれば、それは本当に勿体ないことだと思う。
以前にも触れた通り、「一見面白おかしくやる人達の技術はガチ」。音楽や楽曲としての基盤がガッチガチのガチだからこそ、独自の世界観を出しまくれるのです。
そしてこの曲は、「一見コミックバンドと誤解されそうな純ヘヴィメタルバンドがヘヴィメタルをクソ真面目にやってみた」的な仕上がりになっている。その結果はお聴きの通り。うん、もはや神。もしくは神。
壮大で力強いオープニング。あくまでもギターを中心として、壮大さを演出するような追加の音は一切無し。むしろ音数を絞ったシンプルな構成。そして王道シャウトで幕を開ける。あぁ、もうこの時点で至高。
曲展開も王道そのもの。奇をてらうことなく、重厚なギターリフが刻まれる。
そして待ってましたのギターソロ。ライブ映像等で、是非一度ANCHANGのギタープレイを見て欲しい。カッコえぇでぇ。
こうした神曲に載せて叩きつけられるメッセージ。
これはもう説明不要、歌詞をそのまま抜粋させていただきたい。
不器用なままじゃ、生きていけない
クソ真面目なだけじゃ、何か足りない
泣き言なんて聞きたくもない
鋼鉄の掟に抱かれて
生きているから叫ぶのさ、飢えているから欲しいのさ
I believe Heavy power
はい、ここテストに出ます。
不器用な我々が生きていくのに必要なものがある
真面目にマジョリティの中に居るだけでは、届かないものがある
辛い、苦しいと泣くのはもう辞めろ
いつだってヘヴィメタルが隣にいるぞ
叫べ!求めよ!
ヘヴィメタルの力を信じろ
つまりはそういうこと。(効能には個人差があります)
HR/HMが好きな人以外は、SEX MACHINGUNSは一時売れたけどもう消えたよね?なんて思っている人も居るかもしれない。
決してそんなことはなく、様々な山を越えながら今も尚名曲を生み出し続けているし、当然の後年の楽曲の方が遥かにレベルも上がっているぞ。
メタル〇〇マンシリーズとか最高だし、未練Fireとかもう大好き。あぁ、早く紹介したい。