マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

チラシの裏_001 近頃の若いもんは...

自分、会社辞めるんっすよ。

 

 

今勤めているところ、まぁ平たく言えば工場って感じかな?新卒の若い子達が定期的に入って来るんだけどさ。

 

最近の若い子ってのは本当に...優秀だわ。

 

なんていうか...OSが最新なんだよね。当然のことなんだけど、自分達がwin95だとすれば彼らはwin10なわけで、もう処理能力が段違い。

 

というよりも、今の時代に最適化されているっていう感じかな。ローカルな処理や関係性でやっていくことが旧時代の必須スキルだとすれば、現在は世界中と素早くつながる必要があって、そのためのUIがしっかりと整っている感じ。

 

そりゃあ我々は内蔵HDDに色んなデータが入っているから、それなりに色々な技能が身についている。一方で彼らは内蔵HDDの中身が手薄な代わりに、さっさとクラウドから幾らでも情報を引っ張って来れるわけで。

 

まぁ、とにかく最近の若い子達にリスペクトを持ってると言いたいのです。

 

 

で、冒頭に戻って。

 

仕事柄、若手と一緒に仕事をすることもあり、仲良くしている方々も居て。その中の一人に、「今時」をじっくりことこと煮込んだような人が居てね。

思ったことはためらわず発言する(もちろん場と相手は選ぶ)、理屈主義、現実主義。雑な表現になってしまうけれど許して欲しい。

 

誰かが退職する時とかって、「贈り物するんでお金集めますよー」的なことが発生しがち。その度に「出したくない」「意味が解らない」「もし自分だとしても要らない」「そういう行為自体意味が解らない」と本音をもらしていた彼。

 

そう言いながらも、嫌だ嫌だと頑ななわけではないんです。思っていること口にするだけで、わがままで場を乱すような人ではないんだけどね(謎のフォロー)。

 

そんな彼が、退職する自分に何か贈れないかと頭を悩ましているって言うのよ。

 

うん、もうそれだけでお腹いっぱい胸いっぱいだわ。社交辞令なんて絶対言わないタイプだし、本心なんだろうと思う。

 

意図するところは解らない。

もしかしたら、「こういうこと」もちゃんとやろうと、世間一般に寄り添うような考え方に変化しているのかも知れない。

もしかしたら、仕事や有益な情報源の一つとして、今後の関係性や可能性を踏まえた打算的なアプローチかも知れない。

もしかしたら、今までの関係性から、シンプルに何かを贈りたいと思ってくれたのかもしれない。少しは自分が「良い存在」であれたのかもしれない。

 

どれだって良い。学校から卒業した子供丸出しだった若者が、社会に飛び込んで変化していく、進んでいく様を見られたことは、得難き経験であった。

子供に恵まれなかった自分は、当然わが子の成長を見る喜びなんて経験していない。

 

形はどうであれ、自分の目が届く場所で、誰かの人生が少しでも良い方向に動いた時、こんなにも嬉しい物なんだなぁ...と。歳を重ねたことと併せて実感する。

 

 

好き勝手に書いているこうしたブログも、誰かが見て少しでも良い気分になれたなら。良い音楽に出会うきっかけになれたなら。

 

世界に一人だけだったとしても、たった一回だけだったとしても。これが実際に起こったら、人生勝ちだな。そのあとはボーナスタイムだ。