ヴィジュアル系、という言葉が出来てもう数時代が過ぎただろうか?
ヴィジュアル系というカテゴリ分けは外観的な側面はもちろんありつつも、音楽性というか、曲調といった物も確実に「ヴィジュアル系」というジャンルがある。よね?
ヘヴィメタルが好きなんだけど、ヴィジュアル系音楽も好き!という方。
意外と少なくないんじゃなかろうか。そんな方にはこの曲がぴったり。
摩天楼オペラのBURNING SOUL。好きな人はたまらない。
オープニングを聴いて「あ、これやりやがったな」と思うこと間違いなし。
自分は世代的に、青春時代をヴィジュアル系音楽全盛の中で過ごしたので、ヘヴィメタルもヴィジュアル系もどちらも好きな種族であります。
摩天楼オペラはヴィジュアル系の出で立ちとヘヴィメタルを真正面から融合させたようなバンド。
バンド名の「オペラ」の部分から連想される、キーボードを駆使したシンフォニックメタルのような路線と、ビブラートをバリバリ効かせたヴォーカルが特徴。
そして「摩天楼」の部分からイメージされるように、シンフォニックと言えどもファンタジーや伝統的な雰囲気は抑えめに、あくまでも現代的な世界観をまとっているところがもう一つの特徴と言えそう。
始めて聴いたのはアルバムAVALON。おぉ、シンフォニックメタルだ!と驚き。
続いて聞いたのがアルバムJustice。むぅ、この世界観はマジで面白い!と驚き。
自分の中で「要チェックバンド」としてマークしていた中で発表されたのがこの曲、BURNING SOUL。
うわぁ、やりやがった!
いや、全人類こう思うでしょ、このオープニング。
オープニングだけで名曲確定。ランダム再生で音楽を聴いている時に、偶然のこの曲が選ばれた時のアガり方といったらないですよ。
摩天楼オペラの楽曲の中ではどちらかというとパワー寄り。
ヴォーカルのパフォーマンスをこれでもか!と見せつけてくる。要所要所のBURNING SOUL!のシャウトの気持ち良いこと。もし自分もこれだけ歌えたら気持ち良いだろうなぁ。
これだけテンション爆上がりの楽曲。そこに載せるのが「BURNNING SOUL」というタイトル通りの歌詞ですよ。
やっぱりヘヴィメタルをやる人ってのは、ホントに解ってらっしゃる。この歌詞が刺さらない大人なんて、果たして居るだろうか?
壁の中。鎖に繋がれ。両手がふさがっている。自分の欲しい物は一体何?
世界は誰にだって興味なんかない。自分の物差しで何を測る?
それでも道はある。だからこそ進む。行くしかない。
はいはい。正に仰る通りです。
メタルで唄われる物事って、マジで普遍的な気がするなぁ。
そしてありがたき結論。
燃やせ!生き抜く力を!
生き抜く力を燃やすため、神は人類にヘヴィメタルを与えたのです(嘘)。