POWER WOLF。
バンド名:パワーウルフ。
なぁ、もう既にこの時点でカッコ良くないか?
それはドイツから生まれたジャーマン・パワーメタル。
重厚なコーラスや民族音楽等も使い、シンフォニックさも併せ持つ。
人狼等をモチーフとした世界観、顔面白塗りの独特の外見。
メタルのカッコ良さを凝縮して錠剤にしたかのような超高密度メタル。
Power wolfのDancing With the Dead。
シンプルにカッコ良い音楽を聴きたい方、特にゲーム音楽や映画音楽にカッコ良さを感じる方におすすめです。
本当にこのPOWER WOLF、カッコ良さに満ち溢れておる!
バンド名、はいカッコ良い。
アルバムジャケット、はいカッコ良い。
バンドメンバーの見た目。映画から飛び出したような姿は文句なしにカッコ良い。
そして楽曲。これがもう、言うまでもなく最高にカッコ良い。
荘厳なコーラスと教会の鐘の音で静かに始まるこの曲。静けさも束の間、すぐさま重厚なメタルサウンドがお出まし。
そこも、まずは少し抑えめにメロディラインを聴かせておいてからの、一回り派手なメタルサウンドで上書きするやり口。これがまたにくい演出。
メタルあるあるとして、壮大にしようとオープニングに懲り過ぎて中々本編始まらねーな!状態にならないところもまた、個人的に好ましい。
そして聴こえてくるヴォーカル。世界観にマッチした少しクラシカルな雰囲気をまといつつ、非常に力強い歌声。
それもそのはず、ヴォーカルのアッティラ・ドルンはオペラを学んでいたんだとか。
ふと元Night wishのターヤを想い出す。やっぱり専門ジャンルの下地があるヴォーカルは強いよなぁ。
力強いヴォーカルとこれまた力強いコーラスに酔いしれ、おぉおぉ、雰囲気良いじゃないか!と上がって来たところに繰り出されるサビ。
ここぞという場面でのメロディラインが本当にキャッチーでメロディアス。
Dancing With the Deadのフレーズ、つい一緒に歌いたくなるもんね。
コーラスもバッチリついてるし、Liveとかでもみんなで大合唱しちゃいたいようなところなんじゃなかろうか。
そしてメタルに欠かせないギターソロ。
ヒロイックで疾走感溢れる満点のカッコ良さに、サビの部分のメインメロディを取り入れた展開はこれまた胸熱。
最後まで繰り返されるDancing With the Deadのフレーズ。一度この曲を聴けば、Dancing With the Deadのフレーズとメロディは耳に残ること間違いなし。
恐らく今後一週間、あなたの頭の中で「ダーン、シーン、ウィッ、ザーデッド♪♪」がヘビロテしますよ。お気をつけて。