マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

聖剣伝説 EpisodeⅡ_Phantom Excaliver みんな頑張れ!もうホント、超がんばれ!

記事は前もって書き溜めるスタイルなので、公開時とはタイムラグがあると思うけれど。今、自分の感情はぐちゃぐちゃになっている。

 

バンドっていうのは本当に不思議な生き物で。会社でもない、チームとも違う、バンドの数だけ、それぞれに全く違う人間関係が、全く違う人生の交差点の中で絡み合う。

メンバーが脱退したり、新しく加わったり。サポートで入ったり、サポートから離れたり。様々な変遷を経て、バンドは成り立っているんだろう。

 

何度経験しても、推しバンドのメンバーの入れ替わりには心がざわつく。

もちろん、メンバーが抜けてしまうのが残念だとか、そういう気持ちはあるけれど。心のざわつきの正体は、何だかそれだけじゃない、というかそれとは違うものである気がするんだよな。

それは好きだった音楽が形を変えてしまうことへの衝撃ではなくて。

 

大好きな音楽を放っていた人達が、それぞれの想いをぶつけあって、人生の大きな決断と共に、一つの結論を導き出したんだ、という過程に対しての感銘。

 

もう、今日は聴くしかない。Phantom Excaliverの聖剣伝説 EpisodeⅡ。

初めて聴いたこのアルバムで、本当に打ち震えたことを覚えている。

ありがとう、Phantom Excaliver!ありがとう、トーマス!これからもそれぞれの青春爆走物語を楽しみにしているよ!

聖剣伝説 Episode Ⅱ

聖剣伝説 Episode Ⅱ

  • Phantom Excaliver
  • メタル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

ということで、メンバーの変更があるそうなんです。

こういうことは難しくて、何をどう書いても、真意が全て伝わることは難しいというか。本人達のコメントだって、どう言葉にするか悩んで悩んでのコメントなんだろうなぁと思う。

 

だから、外野の自分なんか一切コメントしねぇわ。

 

彼らはバンドなのだから。彼らの曲をただただ楽しめば良いのである。

 

 

この件を知って、やっぱり真っ先に聞いたのは青春爆走物語だよね。以前にもご紹介したことがあります。

meischland.hatenablog.com

初めて買ったのがこれらの曲が収録されている幻の聖剣。これを聴いてからというもの、一発でファンになってしまった。

もちろん彼らの放つ音そのものが大好きで。その先にある彼らのキャラクター、活動に対する姿勢、そういったものまで丸ごと激推しなのです。

良い歳した大人から見ると、自分も好きな業界で真っすぐに若者が頑張る姿なんて、もはや尊さしかない。

 

そしてこの聖剣伝説 EpisodeⅡは、アルバムの最後を締めくくるエンディング曲。エンディングポジ曲大好きな自分としては、本当に何回聴いたことか解らない。

 

 

その始まりは、波の音ともに流れる静かなギターの音色。エンディングを締めくくるのにぴったりな壮大さと物悲しさを纏う、良い塩梅だ。

 

そしてお約束。静けさから一転して爆裂メタルがスタートするわけだが、これがもうホントに良い。

メタルヘッズが思う、「こういう曲、カッコいいよな!」というイメージをそのまま具現化したかのよう。メタルの王道と、強烈な彼らの個性と、みんながメタルに期待するもの、を圧力鍋に放り込んでじっくりことこと煮込まれている。

 

更に第二のお約束。中盤で一旦ブレイク。聞こえてくるのは夏の虫の声か?

オープニングであった妙に現実感の強い波の音。ここで聴こえてくる日本の夏にどこでも聞こえてくる虫の声。

意図しているのかいないのか、この辺りが彼らの大きな魅力なんじゃないだろうか。

 

彼らは高みを目指して突き進むヒーローではあるけれど、我々のすぐ隣に居る。

 

ロックスター、という存在だってもちろん素晴らしい。生活感の無い、画面の中に居るかのような存在だって大きな魅力ではある。

けれど彼らの音楽は、どこか自分達のすぐ近くにあるもののように感じられる。それは彼らのキャラクター等とはまた別に、彼らの音作りに現れているような気がしてならない。

身近さや温かみ。ロマサガの曲って神だよな!みたいにみんなで共有出来るような、身近に感じられるような音像。

 

どこか遠くの世界からまばゆい光を与えてくれるのではなく、彼らの音楽は我々のすぐ隣から、我々の足元をしっかりと照らしてくれる。

 

 

そう、Phantom Excaliverは最高なんだ。そんなバンドのメンバーだって、最高なんだ。

それぞれが、それぞれの道を進んで、それぞれの物語を見せてくれると信じよう。

 

そして、いつかね。みんなが音楽で生きていってさ、20年、30年とずっと続けてさ。

どんな形だって良いからさ。もう一回このメンバーでさ。Comeback!!!Hero!!!を聴きたいな。

待たせたな!Comeback!!!Hero!!!行こう、あの場所へ!ってね。

 

彼らが言う「あの場所」なんて言ったら...あそこしかねぇよなぁ!