マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

Terry's Theme_Pe'z 爆裂Jazzという概念

元々自分はゲーム音楽とかから「カッコいい音楽」を求め始めて行ったムーヴを取っておりましてね。インストって大好物なんですよ。音楽には必ずしも歌は必要ではない、と言いますか。

 

日々の生活の中でBGMとして、インストを嗜むのも実に良きもの。そしてそれがジャズと来たら?なんかオシャンティーじゃないですか?

今日はお洒落にジャズでも聴いちゃうよ?けれどもそこはメタルに浸食された廃人な私。

 

ジャズはジャズでも、爆裂するようなジャズが大好物。

 

本日ご紹介しますはPe'zのTerry's Theme。映画のテーマソングをジャズアレンジしたこのアルバム。

Pe'zをご存知の方なら納得の、知らない方ならばきっと驚きの?爆裂するようなジャズをお届けしましょう。

Terry's Theme (from

Terry's Theme (from "ライムライト")

  • PE'Z
  • ジャズ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

毎度のことで大変申し訳ないけれど、私、ジャズ詳しくありません(ドヤァ

偶然に出会った音楽がPe'zであり、それがどうやらジャズという存在でしたよ、という展開でありまして。ジャズのなんたるか何て全く解っておりません。

ただ一つ断言出来るのは、この曲はやべぇぞ?

 

モチーフになっているのは映画音楽。実際に聴いてみれば、「あーなんか聴いたことがあるよこのメロディ」と多くの方が思うはず。

かくいう私も聴いたことがあるメロディとして楽しんでおりましたが、何の映画の音楽で~ということまでは知りませんでした。

 

この機会にちょっと調べてみたところ。ほほぅ、ライムライトという映画の...あらあら、チャップリンの映画!?何ともまぁ古き良き音楽。

調べる過程で元の曲も聴いてみて、なるほど、抱擁感という安心感というか。古き良き時代を勝手に想起するような良い曲ですね。

 

それがアレンジされたら...これよ!

 

曲のオープニングは、管楽器の伸びやかなメインメロディの載せて、ピアノやベースやドラムのようなジャズサウンドがちらっと顔見せ。うんうん、Jazzyな音を聴かせてくれるんだなぁ...という高まる期待感。

 

そのほんの数秒後に、この期待は良い意味で裏切られる。

 

スパァーン!と気持ち良く抜けるスネアで開戦の狼煙が上がるのも束の間。信じられないくらいの手数のドラム。

それに圧倒されて一瞬聴き逃してしまいそうになるけれど、うねる様に暴れまくりながら、実に綺麗な鍵盤の旋律が駆け巡る。

さっきまでは優しそうに聞こえた管楽器音が、今では戦場の開戦ファンファーレのようだ。

 

縦横無尽に暴れ回るメインメロディを一旦聴き終えたあたりで繰り出される、これぞジャズ!と言った音のセッション。もう我々素人にとっては何が何だかわからない。

それぞれの楽器が好き勝手に暴れ回るように見えて、聴こえて、けれどもそれらが混然一体となって包んで来る迫力。もう鼻血出そう...

 

 

少し敷居が高いような、自分のような聴きなれない人がぱっと聴いただけでは今一つピンと来難いジャズ。

良い音楽、凄い技術というのは解るんだけれど、摂取し難い部分があるジャズという音楽に、誰もが知っているキャッチーなメロディを載せてしまうというこのアルバムは、実に聴き心地の良い素晴らしい企画です。

 

皆さんも是非これを聴いてさ。

「何聴いてんの?」と誰かに聞かれて、「ん?Jazzだよ(ドヤァ)」

と答えるムーブをかましましょう。