マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

The devil strikes again_Rage もう一度あいつがやって来るぞ!

さぁさぁ、今週もやって参りました水曜日。

師走が前方に見え隠れし始めたこの季節。にわかに年末の忙しさが見え始めて、早くも毎日に悪戦苦闘をしております。

 

もう令和の時代。年末年始なんて言ったって、所詮は年と年の境目なだけであって、世界が変わるわけでもないのに。なんでこう...年末ってのは忙しくなるんでしょうねぇ。

もう今年も終わるんだから...と、少しずつのんびりになっていく年末があっても良いものなのになぁ。

ぼやいたって目の前の雑務は消えはしないのでね。

 

この忙しさに勝つには、パワーが!パワーが必要だ!そうは思うわんかね?

 

ジャーマンメタルの大ベテラン、Rageが送るThe devil strikes again。長い活動を経ても今尚衰えを見せない、底知れぬパワーをあなたに。


www.youtube.com

 

このThe devil strikes againは、自分の中で勝手な文脈があるんですよ。

Rageと言えば、言わずと知れたジャーマンメタルの雄。パワーに溢れた正統派のメタルバンドであった。もうその活動歴は数十年。当然メンバーの変遷もあり、そのスタイルも様々な変化があった。

自分が最も好きだったのは、過去にもご紹介したサウンドチェイサー辺りの時期。ユニティやサウンドチェイサー辺りのバランスは本当に好きだった。パワーとテクの絶妙なブレンド具合。

meischland.hatenablog.com

 

しかしこの編成が進むと、個人的にはすこーし好みの路線から外れて行く。練りに練られた技巧。たっぷりと取り入れられるオーケストラ。アルバムの半分くらいを占める組曲のようなプログレ展開。

かつてのようなパワーメタルを求めていた自分としてはやや残念な方向性。まぁそんなことはよくある話で、自分の好みとバンドの方向性なんて、一致したら奇跡ってなもんですよ。

そこへメンバー編成変更の話が挙がり、発表されたのがこのThe devil strikes againというわけ。

 

 

MVがあるのでご覧になっていただきたい。

このイントロ、どうよ?プログレ感なんて一切無し。真正面から叩きつけるような、どこかスラッシュ味さえ感じる迫力。

≒Rageであるヴォーカルのピーヴィのその巨大な影と、野太い声。この大男が放つ楽曲は、爆裂しながら疾走する轟音と、唄いたくなるような良質なメロディのサビ。

訪れる幕間では一旦ペースを落としつつ、力強さはそのままに。ここでは疾走というよりもしっかりと聴かせるギターソロ。そして再び訪れる爆音。

 

これなんです!自分が大好きだったRageは、こんなRageなんですよ!

 

アルバム購入に先立ってYouTubeを見た自分。嬉しくて嬉しくて、もう笑うしかなかったのを覚えています。

こんな展開で、発表されたこの曲のタイトルが、The devil strikes againよ。

 

あいつらが!あの悪魔達が!もう一発すげぇのをくらわせに帰って来るぞ!

 

こんな熱い展開ないでしょう?

でね?このアルバムで次に続く曲が、こちらもMVが用意されている至高の楽曲なんですが、そのタイトルがね?My way。

一時は姿が見えなくなりそうだった、自分にとっての最強のヒーローが、「これこそが俺の道だ」と宣言しながら帰って来る。

 

何だよこの展開。ジャンプか。最高か。萌え死ぬぞ。

The Devil Strikes Again

The Devil Strikes Again

  • レイジ
  • メタル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes