以前に記事にもした、職場の若い子。自分の退職までにはまだ大分時間があるんだけれども、頂いてしまいましたー、贈り物。
しかも、すっげー高価なお酒。なんかお洒落な感じ。こんなに嬉しいことはない!
もちろん頂いた物も嬉しいんだけれどもね。社交辞令でこういうことをやる人ではないし、中々に高価な物なんでね。それなりに信頼を寄せてくれていたのかな?なんて思ってしまうわけですよ。
人と人との信頼関係なんて、本当に目に見えないですからね。
自分だってそう。プライベートでも、仕事でも、色々な人と付き合いがあるけれど。それなりにみんな同じように対応はするもんね。信頼している人とは仲良く、していない人には唾を吐いて、なんて解りやすいものじゃないし。
何なら信頼のおけない面倒な相手ほど、問題にならないように丁寧に対応するなんてこともあるわけで。仕事なり何なりの利害関係だってあるし。気にするかしないかは別にして、年齢や立場の上下関係だってあるし。
どこまでいっても他人の心なんて見ることは出来ず、常に裸の王様であるリスクがある。素敵な贈り物をもらったからといってそれは変わらないんだけれどさ。少しでも信頼されているかもしれない、って思う時のうれしさはあるわけよ。
あまり熟成させるような種類のお酒でもないので、お正月にでも頂こうかな。
まだ辞める前なのに、頂いた物を消費してしまうということに一抹のためらしいはあるけれども。非常に珍しいお酒で当人も味を気にしていたのでね。ありがたく頂こう。何なら一緒に飲むかーなんて、誘ってみるか?いや、それはあつかましいかなー。
職場を離れると決めたからには、もう自分に何を言う、何を憂う資格も無いし。あなた達と人生を共にしない決断を下したぞ!ということなんだけれどもね。
嫌いな人だけではないし、どうしたって憂いてしまう。大丈夫かなぁこの組織。大丈夫かなぁこの体制。
最近は特にこういう流れが主流っぽいんだけれども。専門的な小難しいことはお金を払って外に投げて、社内の人間はそれをまとめる側にまわる。外注先に委託したり、専門のガチ派遣を雇ったりね。
でもこれって言うほど簡単ではなくて。社内の人間は楽が出来るどころかいばらの道。マネジメント能力を十二分に持ちながら、社外の専門家達を良い意味で「使う」ためには、対等に議論出来るだけの専門性だって欠かせないわけで。
社内の顔色をうかがうことしか出来ない専門性の欠片も無い人間。これって端から見たらビジネスパーソンに見えるかも知れないけれど、中身はただの一般人よね。
そういう人達ばかりが残り、面白い事は何一つ出来なくなり、部署に回される予算の範囲内で外にお願いして、日々を回すだけの会社。うわーつまんなそう。
言うてますけども。
若い子達はこの先どんな人生を送って、どんな判断をしていくのかなー、なんて想いを馳せる。家庭のために安定を第一にする人、技術を身に付けて外へ出ようとする人、全く違う分野でやって行きたいという人、ホントに様々だ。
自分より若い世代っていうのは、本当に良い刺激をくれる。もちろん年上の人達にも凄い刺激をもらって来たけれども、どうやらこちらは「悪い刺激」をくれる方も多いようで。
色々な年代の色々な人達と触れ合うことが出来るという意味では、会社組織ってのも悪くはないかも知れませんねぇ。「同じ会社の人」っていう、何とも絶妙な間柄でしか見えないこともありますし。
つらつらと書いてきて、果たして自分は何を想って何を書いているんだ...と自問自答していたところ。
あぁ、良くも悪くも、会社組織という物から離れることに感慨を持っているんだなぁ。この先の方向性次第では、「会社に所属する」という形は取らないかもしれないしね。
学校やら職場やら、人生の大半は常に何等かの組織の中で生きて来た。もしかしら今後は違うかもしれない。またどこかの会社組織に戻るのかもしれない。
うぉー、どうなるんだろう?ワクワクするなぁ。こういうことにワクワクするキャラじゃなかったのになー。
大事な物を失って。生き方も大きく変えて。人生って解らないものですなぁ。