マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

The world is yours_Arch enemy そう、この世界はお前のものだ!

わたくしごとながら、本日2022年の仕事納めとなりました。

この先の生き方、働き方次第では、もしかしたらもう「職場で一斉に年末の仕事納め」的な概念がなくなってしまうかもしれない。そう考えると感慨も湧かずには居られない。

そりゃあ職場には好ましい相手、好ましくない相手と玉石混交ではあるけれども。それもまた一興というものなのだろうな。今も頑張っていて、この先も頑張ってくれるであろう後進達には、この曲のようなメッセージを送る仕事納めとなりました。

 

The world is yours そう、この世界はお前のものだ!

 

来春のライブが今の私の生きる糧、Arch enemyのThe world is yours。この必殺中の必殺の一曲をもって、本年は仕事納めとします!


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この世界はお前のもの。私のメッセージとしてはちょっと禅問答的なずるさがあるんだけれども。世界は一つのようで一つでなくて、私が知覚出来る世界とあなたが知覚出来る世界は結局は別物。あなたが知覚出来る世界はあなただけのもの。それは=人生であり、あなたの思う通りに構築して良いんだぞ?というお話。

 

 

このThe world is yours。マジで必殺曲です。初めて聴いた時は、この曲が収録されているアルバムWill to powerを購入。この曲が必殺曲であることなんか知らず、普通に頭から楽曲を聴いていった。

そして始まるこの曲。高速の刻みからディストーション一閃、必殺のリフから轟くアリッサのデスヴォイス。そこからのサビ!

 

輝くように響くメロディは、まるでクライマックスかのようなエモさ!

 

デスヴォイスとソリッドなリフと、超絶エモいサビとのコントラストが鮮やかで、聴きながらもどんどん感情を揺さぶられて行く。

音楽好きの方ならば解っていただけると思うんだけれど。自分の中で本当に好みのど真ん中で、好きで好きでたまらない音に出会った瞬間、というか聴いている瞬間。寒気が走り、鳥肌が立ち、ナニモノカが腹の底からこみ上げ、突き抜けると涙まで流れるあの感じ。

二回目のサビに至る時点で、私はかなりヤバいところまで追い込まれていた。最高の音楽からの不意打ちに、もう失神寸前。

 

そして始まる最高級の間奏タイム。雰囲気を変え、ツインギターがヒロイックにハーモニーを奏でたと思えば、そこから急降下して一気に重量感溢れる刻みに回る。メタルの華やかなカッコ良さ、激しいカッコ良さ、激重のカッコ良さ。あらゆるカッコ良さを余すことなく回収していくこのスタイル。

 

カッコ良さの高低差がえげつないわ。

 

ここから更に物語は加速する。一転しての静寂。鍵盤の文字通り「煌めく」音が差し込まれ、静かに再び盛り上がり始める。

倒れた体に鞭を打ち、歯を食いしばって立ち上がるように。

一度崩壊した強大なものが崩れ去り、そこから何かが再起するように。

ひとつずつひとつずつ、なにかを構築していくように。

そしてあの必殺のサビが、一段ギアを上げて再登場する。楽曲の盛り上がりは最高潮。起承転結、鉄板でありながらも一切の隙の無いクライマックス。

 

更にここから、ラストの鳴き/疾走/ヒロイックギターソロのフィニッシュムーブ!

 

もうダメ。無理。好き。初めて聴いた時、私は理由も解らずに涙を流したことはノンフィクションです。背景も、プロモーションも、一切の追加要素なし。ただただ最高の音だけを浴びて、魂が絶頂するというあの快感。人生の中でもそう味わえるものではないですよ。えぇ。それはもう、はい。

 

 

そしてこの曲を最高たらしめるのはその歌詞と世界観。洋楽は多く聴くけれど、初回に聴くだけで英詩の、しかもデスヴォイスの意味を理解することなんて出来ませんでね。一回聴いた後に歌詞の内容を追うんだけれども...

この曲、この音。ヒロイックで勇気と希望と激励に満ちる音に載せられている歌詞の意味を知ることで、また一段と味わいは高まって行くのでした。

 

MVに和訳歌詞が出ますので、一部引用させていただきます。サビはもちろん、最後の最後のクライマックスの盛り上がりで語られるのがこの言葉。

 

お前が世界を求めるのならば...

心を研ぎ澄ませ

支配しろ

力を感じろ

お前の内に秘めたものを高めるんだ

お前が本当に求めるならば

この世界はお前のものだ!

 

ああ、もう。無理。好き。

THE WORLD IS YOURS

THE WORLD IS YOURS

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

 

 

以下蛇足。これ、普段よくアドバイスしていることと同じなんよなぁ。

 

自分のために、キャリアを考えた時に、この仕事で、やりたいことがあるなら、で良いんだ。自分がやりたくもないのに、真面目に完璧に頑張ることなんかないんだ。

 

注意して全体を見ると良い。自分以外の「環境」はどうにも出来ないように見えるけど、ちゃんと理解してくれない仕事相手も、文句ばかりの上司も、その行動や思考には因果がある。癖がある。あっちも「たかが同じ人間」だもの。

モンハンと同じよ。敵の特性を理解して、自分の有利な環境のMAPに誘い込むんだ。痺れガスガエルが居ない?よそで捕獲して、自分でこっそり仕掛けて置けば良いんだ。環境を自分で作って、そこへ誘導するんだ。状況を支配することは「可能」なんだよ。

 

実績がない人の言葉は誰も聞いてくれないからね。実績はきちんと積むこと。自分に説得力を持たせること。そこは日々、誠実さを持って取り組むこと。その日々を見ていてくれる人は絶対に居るから。ほれ、とりあえずここに一人は居るっしょ?

そして「君だけの特性」を大事にすると良い。君だから出来ること、気が付くこと、出来る配慮。無い武器は無いんだから。手持ちのカードを伸ばしていこう。それぞれが得意なことをやって、仲間と補い合えば良いんだから。

 

これを全部完璧にやれって言うことじゃないんだ。もし、仕事をする上で「これをやりたいのに壁が多いんだ!」っていう時はね。自分自身の希望で、何かをやりたいって強く想うんだったら、これを意識してみると良いよ。

そうすれば意外と、人間なんてこっちの思惑通りに動くもんよ。人も、職場も、君の思い通り動かしちゃえば良いんだよ。

 

ね?簡単っしょ?

それで?なるほどなるほど、今はそのプランを何とか通したいんだね。

よーし、ちょっと一緒に作戦立ててみようか。なぁに、行ける行ける。