マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

Depend on you_浜崎あゆみ メタラーだって、昔はこんな曲聴いたりしたんだい!

先日の雑記記事にて、随分と昔のことを思い出してしまった。現時点での半分しか生きていなかったあの頃、生まれたタイミングによっては決して経験出来ない世紀末というタイミングを、何とも多感な時分に経験をしていた、2000年付近のあの頃。

 

今日は、あ~、そんな曲とか音楽とか、流行ってる時期があったよねぇ~、としみじみ懐かしい想いに浸ろうの日です。

 

浜崎あゆみのDepend on you。初めて浜崎あゆみという存在を認知した曲でした。いやぁ、懐かしいですねぇ。


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浜崎あゆみ、売れましたよねぇ。一時代を風靡したというか。とんでもない売り上げを見せていましたし、歌番組とかでも露出していたし、キャラクター?も認知されていたし。Aをモチーフにしたロゴみたいなものもそこかしこで見かけたし、ギャルやらマイルドヤンキー御用達みたいな不思議なイメージもまとったりして。あれよあれよと時代の寵児に昇り詰めていったイメージがあります。

 

「自分はあのアーティストを売れる前から知ってたぜぇ?」アピールをするつもりは決してないんだけれども。浜崎あゆみにエンカウントしたのは、ゲーム音楽なんですよ、自分。このDepend on you、PSだったかな?決してメジャーではないRPGゲームのテーマソングに使われていましてね。

当時はSFC→PSへと進化して行き、ゲームにテーマソングが付くことが割と普通になって来た頃合い。テイルズシリーズなんてのはその象徴ですよね。そんな時代背景の中で、ゲームから曲を知って、テレビで浜崎あやみを見て、「あーこういう人なんだなぁ」と知っていった。

しかもそのテレビ番組も、確か夕方のチェキッ娘とかの番組のゲストだったんじゃないかなー。

 

チェキッ娘ですよチェキッ娘!何それ?という人はもう置いて行きますよ!

 

キータッチしていて、すっと「チェキッ娘」とタイプして、「うわぁ~マジか!」と強烈な懐かしさに襲われましたが...とにかくまぁ、派手に売れる前の時期も当然あったわけですよね。その頃のイメージが強いもんで、個人的な浜崎あゆみ像は、後年の「タレント」のイメージとは大分違うんですよね。

 

 

少々昔話をし過ぎてしまいました。音楽の話に参りましょう。この曲を聴いて感じる通り。自分の中の「浜崎あゆみの音楽」とは。

まずはやはり歌声ですよね。少し粘り気のある声質、特徴があると言えばあるんだけど、超絶個性的というわけでもない。圧倒的な歌唱力とか、化け物級の声量とか、そういうわけでもない。

良い意味で「割と普通」な領域の中で程よい個性と旨味を持っているというか。それこそ、当時大流行していた「カラオケ」というものと相性抜群だったんでしょうな。音楽は聴くもの、見るもの、そして自分でも「歌うもの」、という形で消費するスタイルとフィットしたんでしょう。

それぞれの音楽や歌声に、もちろん技術や個性がありつつも、それが程よい塩梅になっていて。頑張ればみんなも歌える、ちょっと真似できる、寄せて行ける、そんな音楽がよく売れていた気もします。

 

そして楽曲の雰囲気としても、当時市場を独占していた「T.Kスタイル」「グループスタイル」「ダンススタイル」とはまた違って、バンドサウンドを中心とした音楽に歌声を乗せるという、ある意味では王道スタイル。

それって普通じゃね?という形が一周回って個性になったような不思議な状況で、あの頃に売れていた音楽達の中では少しレアケースだったような気がします。

 

そんな音楽に載せられていく歌詞も、程よくストレートで解りやすく、決して難解過ぎず。そう考えると本当にバランスの良いアーティストだったんですねぇ。何度も「程よく」と言っていますけど、この「程よく」することがどれだけ難しいことか。

特にこの曲はRPGのテーマソングということもあって、実にシンプルで青春時代や冒険物語にぴったりシンクロする、良い歌ですよ。

 

いつか君が旅に出る時は、隣に私も居るよ!だから心配いらないよ!

 

こんなん、きゅん死ですやん。

Depend on you

Depend on you