マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

Spit it out_Slipknot 奇抜なマスク姿...と、いうことは?(もうお解りですね)

ロックを多少ご存知の方であれば、もう知らない方はおらぬであろう、もはや生ける伝説、Slipknot。いわゆる「ノットフェス」ということでもご存知な方も多いでしょう。

自分はメタルの森で生まれ、メタルの妖精と育ち、メタルの空気と水を飲んで生きて来た民なので、Slipknotという存在に触れ馴れているんですけどもね。あらためて初心に帰って映像で見てみて思ったんですよ。

 

何も知らない人がこの映像だけ見たら...大分やべぇなこの人ら。

 

本日はそんなSlioknotのSpit it out。Slipknotという言葉の意味は、縄の縛り方を指しているようですね。絞首刑とか、動物を捕獲する時に使う、引けば引くほど締められていくという...やっぱやべぇな。


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ご存知ないという方も居るかもしれない。さらっと、本当にさらっとだけSlipknotという存在についてご紹介を。

 

メンバーは9人居ます。うん、既に普通じゃないね。音楽や映像から解る通り、ターンテーブルとかも有りますのでね。

全員マスクを被っています。うん、これもまた普通じゃないね。でも日本だって、悪魔達が結成したバンドだったり、狼と人間の究極の生命体のバンドだったり、色々なバンドが居ますからね、まぁそんな方々も居るよね。

ジャンルやカテゴリー分けはいつもの通り、諸説あって解らん。ミクスチャーとかモダンとか色々ありつつ、まぁその辺の楽曲ですわ。

 

MVのオープニングからして、まぁ怖いですね。バンド名からして、猟奇的な、ダークな要素があることは間違いない。

とはいえその音については実に多彩。ラップな雰囲気あり、ミクスチャーな雰囲気あり。ダークで重くゴリッゴリ、なんていう一辺倒な音楽ではなくて。色んな人が美味しく味わえるような凄みに溢れております。

 

メタル的な音が好きな人には、ヘヴィで重い音が答えてくれるし。クールな音が好きな 人にも響くようなスタイリッシュな音だって入っている。ラウドでモダンな雰囲気だって纏っているし、ドラムとは別にパーカッションが居ることで、独特のノリ感や雰囲気だって付いてくる。

 

Slipknotがどんな音楽か?あー、うん、彼らは...Slipknotだね!

 

という結論になるわけです。

 

このSpit it outにしたって、ラップからスタートしたかと思いきや、ハードなザクザクギターがお出迎え。重いリフの旨味をぶち込んで来たかと思いきや、ヴォーカルはいつの間にかクール側に引き込んでいくし。

次のターンが来たかと思いきや、ミクスチャー全開のイカした展開へ切り替わり...からの激重リフの再来。ラストへ展開していく部分のゆっくりと力強く盛り上げていく部分なんて、ゴリゴリのメタル感があるしね。

全編を通して+αされているパーカッションが軽快なノリを担保することで、重苦しくギチギチになり過ぎない清涼剤のように効いてくる。

 

いつものことだけどさ。何の予備知識もなくこの姿を見れば、おかしな見た目で振り切った音楽をやっていそうに見えてしまうけれど、やっていることはキッチリガッチリとした精巧な音楽の構築なわけで。何度も言うけれどホントにこれですよ。

 

見た目やばい奴の音楽はガチ。むしろほぼ確で計算し尽くされた正統技巧派よ。

Spit It Out

Spit It Out

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