マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

Doorway to survive_Brainstorm ブレスト好きにロクな奴なし(ド偏見)

ブレストしよう、ワイガヤしよう!ていう偉い人は大抵信頼できない、というド偏見の法則を持っている私。賛同される方はいらっしゃいませんか?

そういう人に限って、敷かれたレールをはみ出ることは出来ない、立場上はみ出せない、明確で早急な答えを提示することだけを求めている、そんなパターンが多かった経験がありますよ。

 

そもそも、日頃から良好な空気を保てているチームが、みんなが望んで飲み会みたいな場を持ったとして、そこで真面目に「今日は無礼講で!」なんてわざわざ言わないでしょう?そんな前置きなく、自然とみんなで楽しい空気がすっと出来るでしょうよ。

日頃から壁があるから無礼講なんて言葉が出るんですよ。日頃から自由闊達に思考出来ていないチームかだからブレストだワイガヤだなんて条件設定を付けたがるんですよ。あー嫌だ嫌だ。

 

ブレスト...?そうだ、Brainstorm(メタル)を聴こう!

 

文字に起こすと強引な展開に見えますが、ガチで自然な流れで選曲に至りました、メタル脳の私。ドイツのパワーメタルバンドBrainstormのDoorway to survive。癖のない正統派な良質メタルです。

Doorway to Survive

Doorway to Survive

  • provided courtesy of iTunes

 

このBrainstormジャケ買い枠ですね。なんの前評判も予備知識も無し。CDショップで見かけたジャケがカッコイイから買う、という何とも熱いムーブ。最近マジでジャケ買いとかしてない...タワレコとか行きたい...

 

こちらのバンド、ドイツのメタルバンドのようですね。買った後に調べて知ったくらいなので、あまり知識はありません。この機に調べてみると、初期はメロスピ路線だったのがパワーメタルに路線変更したのだとか。

私がジャケ買いしたのは後期にあたるアルバム、Metus mortisとこのSoul temptationのみ。そう聞くと初期のメロスピ路線も聴いてみたい衝動に駆られてきますなぁ。こうしてまた世界が広がって行く。

 

楽曲としては、Theパワーメタルといったところ。シンプルだけれども印象に残る力強いオープニングのリフで掴みはok。歌声もこれぞヘビーメタル。香り立つほうじ茶のような安心感があります。

全体の音像の中でぐっと惹き付けられるのがドラムサウンド。Mixのバランスだと思うのだけれど、とにかくビシッバシッと丁寧に決められていくスネアの音がダイレクトに届いてくる。

 

バンドサウンドあるあるとして、リズム隊さえしっかりしていれば、あとはもう勝ち確みたいなところ、ありますよね。とにかくメインのリズムが美味しくずんずん響いていれば、あとは自由に暴れればokみたいな。

 

リズム隊は、バンドサウンドにとっての昆布出汁みたいなもんですよ。

 

え...赤字にするとこ、ここで良いのか?(自問自答)

 

 

度々申しておりますが、こういう得難いジャケ買いのチャンスってどんどん減っていますよね。代わりに発達したインターネッツの世界では、もっと無数の出会いの可能性があるのだけれど、そのチャンスを活かすにはやっぱりネイティブなセンスが必要なんだろうなぁ。

新幹線の車窓から次々と見えて来る景色達に、一瞬でフォーカスを決めて、そこに強い興味を持っていく必要がある、みたいなスピード感じゃないですか、現代って。

自分は古い時代の人間なので、自分の足でのんびり散歩して、ゆっくりと広がってくる景色に感銘を受ける、くらいのスピード感じゃないと着いていけないのよなぁ。

 

三周くらい回ってなんだそれ無駄だろ?と思われそうな思い付きなんだけれども。VRでCDショップみたいな「体裁」を取って音源を販売するのって、意外と面白い気がするんだよなぁ。

古き時代を知る人は魅力の再発見、知らない人には新たな発見として、刺さったりしないかなぁ...ネットに無数に広がる選択肢も活かしつつ、日替わりの店長おススメコーナーとかあったりして。人の感性を刺激するために、敢えて無駄な枠を作る。

これ、面白いかもなぁ...もう誰か思い付いてやってるんだろうなぁ...