マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

刺身と山葵_SEX MACHINEGUNS ちょっと山葵が効きすぎだなぁ...目頭に...

今日はみんな大好き日曜日。ここのところ、すっかり空気が春味を帯びていますよね。言葉で表現し難いけれど、春の匂い、春の風。押し寄せる花粉の圧力。

 

私ねぇ...春って大っ嫌いなんですよ。

 

花粉はさておいてもね、春が好きな陰キャなんておるん?出会いの季節、別れの季節、新しい環境が訪れ、環境が変わり、新たな困難が押し寄せてくれる季節。こんなん好きな奴の気がしれねぇ(暴言)。

そうは言っても、生き物の性なのか、染み込まされた文化の影響か。不思議と春らしい雰囲気というか、晴れやかなふんわりとした音楽というものを、欲してしまうものなんですよねぇ。

 

本日は、メタルの中のメタルを奏でるSEX MACHINGUNSのファンならば全員知ってる超名曲、刺身と山葵。良い曲よ、ホントに。冗談は抜きで、さびは抜いちゃあ野暮ってもんよ。

いつもiTunesのリンクを貼って、どの部分が聴けるのかなぁ?と確認するんだけれども。今回の30秒も中々に見事な切り抜きですよ。この曲を知らない方でもこの部分を聴けば、この曲のアジェンダに目を通したようなもんです。

 

アコギをかき鳴らすオープニング。流れ出すギターのメロディは、どこまでも突き抜けるような青空をイメージさせる、軽やかで爽やかで。こちらの気分もつられて爽やかになってしまうというもの。

歌われて行く歌詞は、さすがのマシンガンズ。寿司を食べる日本人...?あぁ、またそういう面白歌なの?と思わせておいて...いやぁ、このセンス、ホントに好きだわぁ。

 

SEX MACHINGUNSのメタルサウンドが超一級品なのはもちろんですが、その歌詞のセンスもまた推したい!それは面白おかしいとか、そう見せといて巧妙にメッセージを仕込んでいるところとか、それだけではなくて。

表面上で見えやすい部分、奇抜だったり面白かったりする部分はまるで照れ隠し。その裏に垣間見える、クソ真面目さというか、真っすぐさというか、隠し切れない人柄みたいな部分に、ぐっと来てしまうんですよ。

 

刺身の傍にはサビがある。君の傍には...

 

これをさぁ、超絶ヘヴィメタルバンドが、あのANCHANGが練って考えて作って歌うんですよ。老若男女問わず萌え〇す気か。

一連の流れから、一番見えて来易いのは男女関係や恋愛模様ですよね。けれどもそれだけで終わらせないのが推したいところ。彼らが表現するのもはもっと普遍的なことであり、恋愛に価値を見出す人しか楽しめないような音楽なんかは演りはしないわけ。

 

この歌に響くのは、恋愛かも知れない。家族愛かも知れないし、仲間や友情の物語かも知れない。夢や希望、時代の波、ルサンチマン的な空気さえも含ませる。様々な立場、境遇、環境、想いの人が居る。そんな我々全員にまとめて、特大のメッセージを届けてくれる。

 

どんな時も、我々の傍には、SEX MACHINGUNSが居てくれるわけだ!

 

はい、もう怖いものなんてないよね。