マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

Rainbow after a storm_浜田麻里 こいつをライブで聴いてみな...飛ぶぞ?(鼓膜が)

聞いてますよ聞いてますよ?お噂はかねがね、聞いておりますよ?何やら来月に新譜を発売するらしいじゃないですか!

待ってましたよ~。首を長くして待っていました。この先の楽しみ、将来の楽しみというものがあると、人生が華やぎますよね。

 

というわけで、期待感を膨らませるために、最高のメタルを一発やっときましょう。

 

歳を重ねるごとにヘヴィメタル味を増して行く化け物染みたシンガーソングライター、浜田麻里が放つRainbow after storm。いやー、いつ聴いてもたまりませんよねぇ。

Rainbow After A Storm

Rainbow After A Storm

  • provided courtesy of iTunes

えーとですね、それじゃあまず、浜田麻里がアイドル的なアーティストだと思っている方~、今現在もPOPな歌を歌っていると思っている方~、年齢も重ねたし歌唱力は全盛期ほどではないよなーとか思ってる方~。是非この曲を聴いていっていただきたい。

 

浜田麻里。還暦ですよ。良いですか?みなさん、還暦なんです。

 

その容姿の「衰えなさ」もさることながら、その歌声が未だに進化の途上にあるということが、最も恐ろしい事実であります。そして歳を経るこどにヘヴィメタル味も増大しているということ。

尖っていた感性が、歳を重ねるごとに丸くなっていく。大衆受けする、万人受けする音楽に変わっていく。そういうことはよくあるし、決して悪いことではないですよね。それがこの浜田麻里という存在に於いては真逆なんです。

どんどんと音楽性が研ぎ澄まされ、どんどん声量は化け物染みて行き、楽曲はますます爆裂していく、というたまらない展開となっております。

 

兎にも角にも、リンクからちょびっと聴いてみてくださいよ。サビの部分が聴けると思います。サビではタイトルの「Rainbow after storm」という歌詞が唄われているんですが、これをヘヴィメタルの流儀に沿って爆音で聴いてみてください。多くの方が、こう聴こえると思うんですよ。

 

レイ~ンボー ア~フター ア ...ウワァ~!!!!!!

 

いやこれマジですよ。これがライブでエンカウントしたことを想像してみてくださいよ。鳥肌が立つ暇なんて無い、失神しますよ、失神。

 

昔、何かで読んだ記憶があります。歌を歌う時に、とても高い音の声を出す方法は二つある。一般的にやられることが、喉を狭めるイメージ。庭に水撒きをする時に、ホースの先っちょをつぶすと勢いよく水が飛び出して行くイメージ。

そしてもう一つの方法は、喉は狭めずそのままで、水道の栓をバカみたいにあけて、とんでもない量の水を放出するイメージ。絶叫、咆哮に近い行為。とんでもないエネルギーを放ちながら、それを歌声として完全に制御し切るという離れ業。

 

浜田麻里パターンは明らかに後者。というか凄い歌い手は基本的に後者なんだろうけども、解りやすいというか、お宅の水道元圧ナンボになってますのん?と言いたくなるような爆裂エネルギー、下手に浴びてしまえば命に関わりますよ、ご注意を。

 

どうしたって歌声に注目してしまうけれど、楽曲だってバッチリしっかり王道ヘヴィメタル。バンドという形式は取っていないけれど、周りを固める演奏陣は超絶ベテランテクニシャンと新進気鋭の若手が織りなすドリームチーム状態。

ライブでの迫力はもうとんでもないですよ。ベテラン陣の極みに迫ったサウンドと、若手の溢れるエネルギーが合わさり、そこに轟く覇王の如く圧巻の歌声。

 

あぁ...ライブ行きてぇなぁ...40周年と来れば、またどでかいこと...やるんでしょう?

 

果たして数年ぶりに放たれる新譜は、どんな世界を見せてくれるのか...実に楽しみですねぇ。