今年度末もクライマックスを迎えましたな、ということで全身全霊と至高のメタルを持って乗り越えて行こうシーズン。
昨日はストラトヴァリウスの鉄板メタルをご紹介しました。実に爽やかで突き抜けるような、気持ちの良いメタル。そうなると...うずいて来るわけですよ。ヘヴィメタルが好きだというのならば...
ゴリゴリ...したいよね?ゴリっゴリの音も聴きたくなりますよね?返事は聞いてない!
埼玉県は川越の残虐王との異名を持つ兀突骨の文物ト戦。どこをどう切り取ってもゴリゴリサウンドのこの曲を聴いて、みんなでゴリゴリしよう!
今まで、色々なバンド名を書いて来ましたよ。
最強の召喚獣&ガーディアンフォースかよ!?Blind Guardian!
絶対に戦闘力抜群だよね!?Power wolf!
ドラゴンの力をこの手に!!Dragon force!
ぱっと読めないけど、とにかく字面の時点で最強確定!!兀突骨!!
なになに?『兀突骨とは三国志演義に登場するキャラクターで、身長は3m弱、生きたままの獣を喰らい...』はい最強ですごめんなさい許してください。
はてさてそんなバンド名を冠したヘヴィメタルバンドがおりまして。どんな音楽を演ると想像されますか?その想像、大正解でしょう。
ベースはご覧の通り、ゴリッゴリ。
ドラムもご覧の通り、ゴリッゴリ。
ギターだってヘヴィでヘヴィで、ゴリッゴリ。
もちろん歌声だって、ゴリッゴリ。
ゴリゴリな音好きのメタラーにとってはご褒美でしかない、とんでもないゴリゴリのオンパレードなわけです。
この兀突骨、私でも聴いていてちょっと疲れてしまう、体力が必要なゴリゴリメタルではあります。ただもちろん、ただ単にゴリゴリしているだけではないんですよ。
3:30頃~のギターソロ部分から感じる「薫り」。メロデスのような解りやすい「メロ」ではないけれど、ゴリゴリの中にもしっかりと芯の通ったスタイル、曲調、モチーフとでも言いますか。
兀突骨という名の通り、「和風」ともまた少し違う。中国近辺も含めたアジア、というか「東方」とでも言いますか、そんな雰囲気がしっかりと打ち立てられているんですよ。
絶対伝わらないと思いますけど、FCのMADARAのサウンドを想起させるというか...
西洋の対義語的な立ち位置の「東方」の世界。且つ決して綺麗な物だけではなく、戦や死や恐怖、残虐性みたいな物を音で表現したかのような。こうして音を喰らって見れば、『川越の残虐王』という異名もまた納得なのであります。
時にはこの川越の残虐王のように。圧倒的な力強さと憤怒の覚悟を持って、立ち塞がる障壁は全てなぎ倒して我が道を進むような。そんな力強さにも憧れますねぇ。こうして一曲一曲、これからの自分の進み方、みたいな物に想いを馳せる今日この頃です。