今年度末もクライマックスを迎えましたな、ということで全身全霊と至高のメタルを持って乗り越えて行こうシーズン。
ちょっと大事な場面になって来たことを理由に、特に好きな曲を惜しみなく出して行くこのシーズン、楽しいですねぇ。毎度毎度のことですか、勝手に楽しませてもらっております。
その勢いで今日も参るわけですが、そんな自分的一級品を並べて行く中で次にご紹介するべきは、今聴くべきは果たして何か？
正統派メタルと来て、ゴリゴリメタルと来たら次は...Yes！メロディックデスメタル！
メロデスというジャンルに身を置きながら、ジャンプ漫画の如き王道なカッコ良さを奏でるChildren of bodomのNeedled 24/7。これまた20年近い前の楽曲ではありますが、若かりし頃のエネルギーをそのままに、フルスロットルで参りましょう。
さぁさぁやって参りましたChildren of bodomでも1～2を争う必殺曲、Needled 24/7。私がかつて初めて聴いたチルボド曲であり、私をBodom湖の奥深くに引きずり込んでいった張本人とも言えるのがこの曲でした。
アルバムHate crew deathrollに収録され、一発目を飾るこの曲。まずはジャケが良いよねぇ。真っ赤な死神が鎌を振り上げて、1秒後にはこちらの首が刈られているであろう、このジャケにまんまと釣られて店頭購入したパターンですよ。
そしてワクワクしながら帰宅し、ドキドキしながら再生を初めての...一発目がこれよ。メタルと言えば、一曲目はインストで空気を作って行ってからーの二曲目でドン！というパターンだったり、一曲目からぶち込んで来つつもそのイントロやオープニングは静かに入ったり、というパターンが多めな昨今。
それがね？これよ。もうイントロの時点でアクセル全開、焦らす気なんて0よ！
最初の一撃はキーボード。キラキラめの音を担いがちなキーボード音が殴るような一撃を放ったかと思えば、超高速でギッタギタに刻まれる至高のメタルが襲い掛かる。そして満を持して登場するは、ギターヒーロー、アレキシの放つ世界最強クラスのギタープレイ。
楽曲のメインとなるリフにたどり着くまでのこの約30秒間。たったの30秒間だけで、ここまでこちらのテンションをぶち上げられる物事を、私は他に知りません！
楽曲が始まってからも手加減は一切無し。いつまで経っても超高速で刻み続けるメインパート。そこかしこで大暴れするアレキシのギターとヤンネのキーボード。この２人が中間パートに到達してしまったら、もう誰も手を付けられない。
もはや何がギタープレイで、何がキーボードサウンドか？ワケが解らないくらいに混然と一体となった「圧倒的なメタル」に包まれた我々は、いよいよ魂に火を付けられていく。結果、熱湯コマーシャルで余裕の30秒クリアをかませるくらいの胆力を手に入れることが出来ます。
そこに加えてこの曲を名曲たらしめているのが、この圧倒的な音を放ちながらもそれに甘んじるなんてもっての他。オープニングの「行くぞ...行くぞ...というご褒美溜めタイム」や「中間部から再開されていく部分のブレイクからのぶちかまし」みたいな、展開の妙味も余すことなく散りばめられている所。
さぁ、騙されたと思ってこの曲を聴いてみてください。爆音で、じっくりと。ながら聴きではなく、頭を空にしてこの曲のみに溺れること約4分。そして、ムカつくあいつ、立ちはだかる強敵、乗り越えなければならない課題、をあらためて見てみよう。
この曲を聴く前と比べて、何て言うか...ちっちぇ感じに見えません？きっとやれるよ！
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