やって来ました金曜日。一週間が終わりますね。
超個人的なことだけれども。今日が会社員として迎える最後の華金かも知れない。最後の週末かも知れない。そう考えると、どうしたって色々と考えるものがあります。
そんな中、複雑な想いを抱えながら家路へ向かう車の中。ランダム再生のステレオは、またしても神ムーブをかまします。
この日、この時、このタイミングで、お前はこの曲を選んでくれたというのか!
この曲を初めて耳にした日は忘れることが出来ません。怒髪天のそのともしびをてがかりに。この曲を作り、届けてくれた怒髪天に、心の底からありがとう!の想いが飛び出しましたよ。
まず前提としてさ。
怒髪天の「歌」って、なんでこうも説得力あるんだろうね?
歌声のもつパワーなのか。バンドのもつエネルギーなのか。私、音楽が好きだーなんて言っているけれど、アーティストそれぞれのひととなりとか、個性とか、キャラクターといったものへの知識や見識ってあんまり無いんですよ。タレント性には詳しくないというか。
アーティストやバンドの基本的な背景とか成り立ちは気になるし調べたりもするけれど、このバンドはこういう人達、この人はこんな性格、みたいな部分はあまり深堀しないんです。あくまでも音楽のイメージを大切にしたい。音楽から勝手に想像して楽しみたい、みたいな。
だから怒髪天という「ひと」については知識ゼロに近いんだけれども、なぜか解らないけど、絶対嘘とかつかない人だと思っています。不器用だけれどもどこまでも熱い魂を持った人だと、勝手に思っています。
そんな漢達が、こんな曲を演るんですよ。歌うんですよ。もうね、たまりませんよ。
歌詞を全文書き起こしたいくらいなんですけどね。すごいざっくりご紹介させていただきますと...
生まれてこなけりゃ良かった、なんて冗談でも言うなよ!バカ!
汗かきべそかく生きてるお前を笑う奴ら 全員くたばれ!
強く握りしめた拳の中に燃える火を消さずに居てくれ!
それを手掛かりに、必ず見つけてやるからな、お前は俺達の仲間だ!
こんなん、リアルで言われることありますか?こんなこと、言ってくれる人居ましたか?あれ?もしかしたらみんなは居るの?居たの?自分は...居なかったぞ?
この激熱メッセージ。真顔で言われたらこっぱずかしいかもね。何か嘘に聴こえてしまうかも知れない。偽善に見えてしまうかも知れない。でも、このメッセージを、怒髪天というバンドが、ロックに載せて届けてくける。この意味よ。
自分の選んだ道は、正解なんだろうか?解らない。
この選択、自分が好ましく思っている人達は、正直どう思っているのか?解らない。
この生き方、今は亡きあの人は、応援してくれるだろうか?解らない。
けれどもまぁ、怒髪天は応援してくれるだろうな。ロックは寄り添ってくれるだろうな。今は、それだけで十分。うん、大丈夫。まだ行ける。
スーパーで割引になった小さいお刺身ではありますが、乾杯と行きましょう。