マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

だからどうした_The 冠 今夜はニッポンのヘヴィメタルで乾杯よ

長かった...本当に長かった。自分の決断に後悔はないけれど、損な選択をしたなぁと思いますよ。職場を去る事自体ではなくてね、後進達への引継ぎやら何やらでたっぷりと時間を取っての退職としたこと、について。

一番フォローしたい相手にはフォローが出来た。色々な物を持たせることも出来たし、見せたい背中も見せることが出来たのだから、良しとしたい...んですけどねぇ。昨日のように、鉄拳制裁な方々も多いわけですよ。

 

幸い自分を良く評してくださる方も居るけれど、そうでない方も居る。あーだこーだと表で裏で、好き勝手に言ってくるのが世の常と言うもの。

 

そういう時は正にこの曲よ。だからどうした?ってね。

 

人生色々十人十色、ド陰キャ歴も40年を過ぎれば、世の中の多数派の皆さんと相いれないのは百も承知。そんな外野のヤジに構ってる暇があるほど、人生は長くないということを教わりましたのでね。

キンチョーの夏、ニホンの夏、そしてニッポンのメタルと言えばThe 冠。漢の中の漢の背中を借りて、己が道を行く決意をあらためて固めて行きましょう。


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いやぁ、何回聴いてもバチクソカッコいいですよね、この曲。ヘヴィネス請負人、海賊王みたいな容姿もたまらないK-A-Zの放つ必殺のリフが美味しくないわけもなく。例によって爆裂するリズム隊。冠のシャウト一閃。

これよこれ。このメタルさえ有ればこちらのテンションは秒でMAX。怖い物など何も無し。最高の爆音を耳に入れれば、しょうもない雑音なんて耳に届かないようになるってなもんです。

 

そしてこの最高の音に乗せてつづられる歌詞が、実に良き。わぁ~感動的!なんていう路線ではなく、イカした年齢の重ね方をした中年の鑑のようなスタイル。自虐のようにも聴こえるけれど、事実を事実として受け入れつつ。それでも手持ちのカードで勝負する他ない、現実と長きに渡って戦ってきた年月を感じさせる歴戦の立ち振る舞い。

 

体のあちこちにガタが来てやがる。

目も悪くなっちまった...から、つまらねぇ細かいしがらみなんて見えねぇな。

耳も遠くなっちまった...から、くだらねぇ外野の声なんか聴こえねぇな。

昨日の飯も覚えてねぇんだ、都合の悪いことなんて忘れちまったわ。

だからどうした?死ぬまで生き抜く、それだけ。

 

好きなひとにはたまらない、「こういう強さ」にこそ憧れて止まないのです。

 

こんなにも熱いメッセージが、こんなにも熱いメタルに乗せられる。これだからニッポンのメタルってやつはたまらねぇ。

日本の音楽シーンが歌謡を発端としているからですかねぇ。

歌メロを大事にした音のバランスを基本としながら、

そのメッセージを届けることを中心に置きながら、

超絶サウンドがその後ろから、圧倒的な説得力となって襲い掛かる。

この巧みな音の積層構造よ。

 

教習所のおっちゃんが言うには、「車は自分が見ている方向に進む」らしい。

日々触れるものに影響されていくし、日々注目かるものに、日々憧れていくものに、少しずつ近づいて行けるはず。いつかはこんな生き様を体現出来るように、今日もニッポンのメタルを聴き、拳を振り上げながら、そっと盃を傾ける。

 

どうよ?中年だって、良いもんでしょ?

だからどうした

だからどうした

  • THE冠
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