マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

ひとりごとに包まれて生きる~嫌いじゃないぜ

現在の私の職場は、いわゆる専門部署。

フィクションたっぷりで例えるならば。化学研究所の中で研究者達の中で、外部とやり取りする窓口役として私が勤務している。そんなイメージです。

いわゆる「専門分野を突き詰めている人達」に囲まれているわけですね。

エンタメなどで出て来るステレオタイプな表現として、天才科学者はブツブツと独り言を永遠に続けている姿、ありますよね?

リアルにあの世界観です。

もちろん、ひとりごとなんて誰でも言うと思いますが、私の経験上、やっぱり頭脳をフル回転させて専門的な部分を突き詰めるひとは、独りごとの傾向が強い気がします。

 

私の周りは老若男女、独りごとがめちゃくちゃ多いです。

常に思考の全てが小さい音量で口から出力されていそうな念仏詠唱タイプ。

おっかしいなぁ~、みたいな定型句だけ毎回出力される呪文詠唱タイプ。

もうダメだぁ~!的な感情表現をあますことなく表現する絶賛上映タイプ。

8割くらいはいずれかのタイプに当てはまります。

この傾向、個人的に好きなんですよ。

特に専門家タイプのひとは、独りごとが多い+ずけずけと好き勝手にストレートな発言をする、という特性もあてはまりガチで、そこもまた好きなところ。

 

とにもかくにも、私の役割上、非常にやり易いんですよね。

外から見て、大体状況が解る。これかなり大事です。

忙しい、機嫌が悪そう ➡ 急ぎの案件以外はタイミングをみよう。

なんか苦戦して厳しそう ➡ 可能な作業はこっちで受け持てないか提案してみよう。

新しい発見があった ➡ お、別の〇〇さんがその結果を待ってたな。さり気なく共有出来る方向に動いておこう。

やべぇ!マジかぁ(絶望感) ➡ なんかあったな...恐らくあの件が悪い方向に傾いたぞ、次にこの情報が必要になるだろうな、すぐ出せるように準備しておこう。

目は口ほどに物を言う、と言いますから。当然口が一番物を言うわけで。「私は今〇〇だ~」とステータス表示してくれるようなものなのです。

 

以前、こんな事がありました。

私「多分もうすぐこれが必要になると思ったので作成しました。ざっと確認して、承認お願いできますか?」

上司「はーい...あれ?なんだっけこれ...まぁいいや、了解で~す。」

(事態が急転、大至急必要になる)

上司「マイツさん、申し訳ないですけど大至急〇〇と△△を...」

私「あ、この前お渡ししたあれですね」

上司「え...(マジだ)。なにそれ怖い...」(原文そのまま)

私の先見の明でもなんでもなく、みんなの独り言を聴いていれば、自然とそう進んで行くのが明白だったのです。

報連相が大事!なんて言いますが、独りごとはまるでオート報告機能。便利です。

 

思ったことをストレートに言葉にするのも良きです。前提として、こういう専門家タイプのひとはあくまでも原理原則を大事にしますからね。

「嫌だな、やりたくない」=「私はやりません」という拒否ではないのです。

嫌だなと思えば嫌と口にする、けれども理屈としてやるべきことはちゃんとやる。

社内政治みたいな、「物理法則的には無意味だけれど、会社組織の命令としてはやらなきゃいけないものごと」ってありますよね。

こういう時、大人に、空気を読んで、円満に進めて行くのが正しい姿かも知れません。けれども、「納得いかねぇ!」「でもやる」と嘘偽りなく進んで行く姿の方が私は好きなんです。

ただ、こんな人達も互いに連携したり、他の部署と仕事をするのは結構苦手で...

ストレートな物言いやド正論は、時に周辺を爆破しますからね。

そんな時に場をつなぐのは事務方の私の役目。ド陰キャとしては苦労しますが、自然と情報が私に集まったり、私を通してのやり取りになったりして。仕事としては効率が良くなったりするのです。

win-win...なのかな?

 

こんな専門家気質の方々が大好きですが、社会人と社交辞令の仮面を最後まできっとりとかぶる人も素敵ですよね。私もこれが出来るように目指しています。

ただ、中途半端に仮面の下をチラ見せするひと、そしてそれを距離感を縮める手として使うひと...これは一番苦手ですねぇ。

世の中的には「良い人ポジ」に居る方が多いですし、実際のこういう方こそがみんな好かれて和の中心に進んで行くのでしょうが...

日々呪文詠唱を続ける天才魔法使い達の方が、私はやっぱり好きですね。