春ですね。
企業勤めの者達にとって、春と言えば人事の季節。
ひとが入れ替わったり、新しいひとが配属されたり、逆に別の場所へ配属されていったり。先日も知人と話をして、私の前職での人事異動の話題で盛り上がりました。
不思議なもので、人事異動って大体ネガティブな話題になるんですよね。
頼りになるあの人がうちの部署に来るぜ!という経験は0。
評判の悪かったあの人がこっちに来るらしいぞ、とか。
あっちの部門を強化するために人員が減らされるぞ、とか。
やばいやばいと有名だったあの人が、何を間違えたのか遂に昇進するぞ、とか。
まぁね、それもこれも、私と知人が所属していた部署が決して花形とは言えないというか。会社の中で重要視されていなかったということなんでしょう。
持て余し、成果が出せず、行き場を失った者達の行き付く先は、大抵は現場に近い部署だったりします。しかし、どんな人でも頭数は頭数。その分だけまともな人が減らされて行ったらどうなるか...いつだって現場は火の車ですよ。
そしてこの度、私のかつての先輩にあたる方がとある部署へ行き付いたようで。
会社の皆様のリアクションとしては「飛ばされた」「戦力外通告だ」という悲報として受け止められたのですが、そのポジションはかつての私が長らく勤めた中間管理職ポジだったりするのですね。
私のポジへ移ることが降格扱いだとぉ!?という気持ちも若干あれど、もうそれも過去のお話。むしろその空気感に、何だか懐かしさまで覚えておりました。
一部のひとは、その組織の変化の中でやるべきことをやるのに必死で。大半はぴーちくぱーちく騒ぎ立てることで日々が過ぎ、お給料がもらえ、生活が潤っていく。
そのお給金の量はとても魅力的な前職でしたが、もうあの空気の中で働くことはごめんだなぁ...というか無理だろうなぁ...とね。
私なんかが居なくなったところで、もちろん会社は痛くも痒くもないわけですが、決して良い方向へも向かっていないようで。
私が居なくなった後で光り輝いて行くのも少し複雑な気がしますが、この知人までもが本気で辞めたいとこぼす状況となれば決して喜ばしくもなく。ままなりませんねぇ。
今の私の職場でも、周囲ではそれなりに大きな動きがあったりしまして。
この先どうなるのやら...という気持ちはあれど、もはやまな板の上の鯉。
自分の役割を出来る範囲で頑張ることしか出来ず。
それでもダメなら仕方なく。
この仕事をも離れることも全然ありえるよね、と覚悟済。
歩ける道を歩くしかなく。
そもそも歩けなくなる時がいつかは来るのは決まっていて。
その日が来るまで、ちょっとでも美味しい物でも食べて、楽しいと思えることをして。そうして生きて行くしかねぇべやな。と知人と笑い合うのでした。
ここから先は結構しんどい時期に突入します。
春の期の変わり目に訪れる、めんどうで大変なあれこれがありつつ。
現在の職場独特の、個人的にはかなーり嫌で面倒なイベント事があり。
ゴールデンウィークに駆け込むまでは厳しい日々...と言いつつも、いざゴールデンウィークを迎えれば五月病が待ち構え。
その先には個人的に辛~い辛い夏の陣がやってくるのでございます。
あぁ、ホントに冬は良かった。恋しいなぁ。
日に日に暖かくなっていくこの時期は、少しずつ喉元に刃が迫って来るかのような圧迫感を感じる時期でもあります。
そして容赦なく襲い来る花粉。
鬱々とした気持ちが押し寄せるこの負の波動に立ち向かうには...
もうすぐ届くはずのArch Enemyの新譜にすがりながら。
今日も生きて行きますかー。