ゴールデンウィーク中、楽しい予定なんて皆無な私。
寂しい気持ちを紛らわせるように、ちょっとサボり気味だったトイレ掃除をしっかりやったり、季節に合わせて布団諸々を入れ替えたり。
そして、これからの季節はやらなければなりません。そう、草むしり。
この数年、綿の庭はタンポポにやられております。
可愛いし、タネの綿毛も特徴的。私だって幼い時分には、道端のタンポポに心躍らせた記憶がありますが、自身の庭に大量発生してしまっては話は別です。
めちゃんこ強く長い根っこ。
ビジュアル的に明らかに広がって行くタネ。
歳を経るごとに着実に増えて行く開花。
更に理由あって除草剤を撒けないゾーンなのです。
これは地道に対処していくしかありません。
タンポポいっぱいだなぁ...根っこからざくっと削り取るような...あれ、なんて言うんですかね?三角形の小さいクワみたいな農機具?で退治していくしかあるまい。
そう、頭の中で作戦会議をしながら窓の外を眺める私の前に、彼は舞い降りたのです。
調べて見ると、カワラヒラという鳥のようで。こんな感じ。
カワラヒワ:スズメによく似た小鳥|野鳥写真図鑑|キヤノンバードブランチプロジェクト (global.canon)
この小さい体の彼が、タンポポの開く前のタネ達をばっくばくと食べて行くのです。
非常に小さい鳥で、大きなタンポポの茎よりもや低いくらいの背丈。
まずは茎にぴょいっと飛びつきます。
タンポポの茎はそんな強くないですから、茎はカワラヒラに乗られて倒れる形。
地に伏せ射程距離内に納まったタネのつぼみ?をモリモリと食べ。
次のタンポポ、その次のタンポポ...と、連続爆食い確変タイムに突入なのです。
その姿がもう...可愛いのなんのって!
跳ねるように地面を歩き、くいくいとクビを回す鳥ならではの動きが「そう魅せる」だけではあるのですがね。
①おっ!あっちにご馳走あるやないか~(キョロキョロ見回して発見)
②今行きまっせ~、入れ食いやで~(跳ねる様に近付いて行く)
③あらよっと♬(ぴょんっとタンポポに飛びつく)
④上手いわ~、これは上手いわ~(モリモリ食べる)
⑤おっ!またあっちに(ry
ゴールデンウィークに草刈りに挑む私の心を優しく癒し、しかも憎きタンポポのタネを駆除してくれるなんて!下手な人間様なんかの数倍、私の人生を彩ってくれたのは言うまでもありません。
家の仕事や草刈りに従事する一日ではありましたが、彼のおかげで今日も「いい日かにたま」ってなもんですわ。