楽しかったゴールデンウィークもすっかり終盤になりました。
案の定、楽しい時間が終わってしまう悲しみ、また戻って来るであろう苦しい日々を前にした絶望感。強く強く味わっております。
幸いなのは、この苦しみが相も変わらず訪れてくれたことでしょうか。
孤独ではあるけれど、ちゃんとやるべきことはやって、良い時間を過ごせました。
終わってしまうことが惜しいほどに、楽しい時間であったということ。
連休がつまらなく苦しくて、始まる仕事も苦しくて、という最悪の事態に陥ることが無かった、というのは加点ポイントでしょう。
かつて感じていたような幸せに立ち返ることは出来なくとも、「悪くはない」と思えるような人生を過ごす余地はちゃんと残されている。そんな再確認が出来たゴールデンウィークでした。
家族を失い、長年続けた仕事も失いながらも、別の仕事に転がり込んで。それでも楽しさを感じるセンサーはちゃんと生きていた。ありがたいことです。
こういう連休の終わりにいつも感じる「何もかもいつかは終わるという虚無感」。
どんなに楽しい時間もいつかは終わってしまう。
いつの日か、この人生も終わる瞬間が来てしまう。
あ~、やれやれ...という悲しみに近いこの思考も、近年は大分変化しました。
ということは、どんなに辛いことだって、いつか終わりは来るということ。
嫌なことがあっても、いつか終わる。解放の時は存在する。
人生の終わりは、楽しいことの終わりかも知れないけれど、もうなにも頑張ることはないぞ、という解放の瞬間でもあるわけで。
散々遊んで、散々苦しんで、散々色々な時を過ごして行く。その結果として。
あ~色んなことあったなー!私の人生はこれでおしまい!
というエンディングを迎えることが、ベストなような気がしています。
そのためには、このゴールデンウィークというひとつの幸福の終わりを、静かに暖かく迎えるのが第一歩でありましょう。
典型的なハッピーなイベントなんてなかったけれども。あれこれと振り返り、噛み締めて、良いことばかりに目を向けて。たっぷり加点しながら幕を下ろす。そんな訓練をしてみようか、という今日この頃です。
ではでは、幕引きまでにはまだしばしの時間がありますから。素敵なエンディングテーマを聴きながら、残り時間をゆったりと過ごして行きましょう。
余談ですが...
件の寿司パズル、無事に完成しましてね。ちゃんと糊付けして部屋に飾りつつ、それを眺めながらお寿司を頂くのは幸せな時間でありました。
このパズル、お寿司の写真、日本語の名前表記、日本語のローマ字表記、そして英語訳したお寿司の名前が書いて有りまして。この英語訳表記がどこまで正しいのか解りませんが、「なるほど」という発見がありました。
例えばコハダ。この魚はサイズによって、シンコ→コハダ→ナガズミ→コノシロと名前が変わるのですが、コハダの英語表記は「Mid-sized Konoshiro」。
まぁ...確かにそうだけども。「Konishiro」がありなら「Kohada」でえーやろがい。
そんな感じの英語表記で、私の一番のお気に入りがこちら。
「軍艦巻き」=「Battleship style!」
おぉぅ...なんとも直訳まっしぐらだが、強そうだから良し!