昨日のこと。
ゴールデンウィークとは言え初日=ただの土曜日と同じこと。いつも通り、ルーティン的に食料品等々の買い物へ。
そんな特別でもない普通の外出の中で、なんとなくいつもは通らない道を通り、ちょっと大きめの公園の中を突っ切って帰ったわけです。
休日の大きな公園ってのは、良いですね。
都会とはまた違う、非常に程よい人口密度。たくさん居るけど、密集はしていない。
小さなお子様からご年配の方まで、色んな方がいらっしゃって。
とてつもなく平和で、穏やかで、優しい時間がゆったり流れる空間。
良いなぁ、この空気。こういう場所でのんびりとか...良いなぁ。
ただ、そこに居る人はほぼほぼ「独り」ではないんですよ。
友達同士、親子、兄弟、カップル、ご夫婦、もしくはわんこ連れ。
中年が独りふらつくには少々ハードルが高く、「通り抜ける」のが精いっぱい。
そんな中、まるで漫画のようにコロコロと転がるサッカーボールが足元に。
そして駆けて来るちびっ子。
軽く蹴り返してあげると、ちびっ子は何を言うでもなくにっこりと笑い、戻っていく。
あ、今、幸せを少しだけお裾分けしてもらった気がする。
こういうどうでも良い、なんでもない一コマが、2024年のゴールデンウィークの日記帳の初日に刻まれたのでした。
しかし、ふと思い返してみると、日々減点方式で生きている気がするなぁ。
今日もよく眠れなかった。-1点。
朝ごはん食欲が無かった。-1点。
仕事でミスった。-1点。
面倒な先輩にうざ絡みされた。-1点。
そりゃあ、擦り切れちゃうよなぁ。
眠れないのにちゃんと起きた。+1点。
食欲無くてもちゃんと朝ご飯食べた。+1点。
仕事でミスったけどちゃんとリカバリーした。+1点。
面倒な先輩にちゃんと質問して仕事を進めた。+1点。
こうすり替えていくという理屈は分かる...けど、そう簡単には行かないのが現実。
昨日、ちびっ子にサッカーボールを蹴り返した瞬間。あれは確実に加点でした。
そんな感じで。自分にとって何が加点になるのか?何が嬉しいのか?何が喜ぶのか?そういうことって、あんまり考えたことが無かったかも知れない。
これが苦手、こういう場面は嫌い、こういうことはやりたくない。そういうことはポンポン浮かぶけれど、その逆は...ふむ。よく解らない。
同じ現実の中で、何を見て、何を意識して行くか。よく言われるけれど、そういうことなんだろうなぁ。
例えばさ。
効率的に、少ない時間で、最短距離で帰ることに喜ぶ自分なのか。
多少時間が掛かっても、のどかな公園の中を歩いて帰ることに喜ぶ自分なのか。
嫌なものから自然と逃げて距離を取ろうとするように。
欲しいものに自然とすり寄って、近付いてくことが出来れば...
ちなみに、今日は暑い中庭仕事を頑張って、トレーニングもバッチリこなして。
夜は冷凍餃子を焼いてビールで乾杯の予定。
めちゃくちゃ大加点やないか!このゴールディンウィーク、勝ち確やでぇ。