ただ、それだけ。
でもそれが、私の人生ではとんでもなく珍しい出来事だったのです。
もちろん、こたつで眠ってしまうことなんて幾らでもあり、夜に寝落ちすることだってあるのですが、必ず少し寝て目が覚めれば、そそくさとお布団に行っておりました。
一日の終わりはお布団で〆る。
一日の始まりはお布団から幕を開ける。
それが破られた今朝。まるで徹夜でもしたかのような気分です。
若かりし頃、朝まで飲んで帰ってきたり。
学生の頃のレポート等で徹夜の必要性に迫られたり。
そういう特別な事情もなく。
ただ普通にこたつで寝て。
夜中に目覚めてもそのままこたつで寝続ける。
思い出せる範囲では、本当に人生で初めてのことだったかも知れません。
ま、かつて独り暮らししていた頃は狭い1ルームで、こたつの隣にお布団でしたからね。同居人が居る場合は窘められたりもしますしね。
そういうことか。
なんてことはない日常の変化から、素直に自分が感じた機微を紐解いて行こうと思った矢先、またしても唐突に、虚しい結論に激突。独りだから。
そうか、独りだからねぇ。
待て待て、負けるな。
素直に感じた機微とは何なのか?という点ですが。どうも自分はお行儀が良い...というと何か違うな。型にはまりがちなんですよ。
それこそ、夜は必ずお布団で寝る。
食事をとるなら、タイミングは朝・昼・晩のいずれか。半端な時間には食べない。
夜食なんて、これまたほとんど食べたことがないし。
夜に限らず、その場のノリであれ食べたいな、これが欲しいな、というムーブを取ることがない。
ん?これただの面倒くさがりじゃね?
独り暮らしのド陰キャ中年が自身の面倒くさがりな人間性を顧みて。
そもそも事の発端はこたつで一晩寝明かしたという、どうでも良過ぎる出来事。
あちゃー、記事にしなきゃ良かった。
いつかの自分が何かのはずみでこの記事を見返した時、何を想うのやら...