マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

あれぇ?言われてみれば、そうでしたねぇ...

一体何に対して見栄を張ろうとしているのやら...という思考に引き続き、自然と今までの人生を思い出す時間がありました。正に、走馬灯のように。

 

あぁ...そうだったなぁ...クソみたいな人間だったわ...

 

社会人になると、多くの人目に付くのは仕事をしている姿だけだったりするので、表面的に見えて来るものでごまかしが効いたのだろうけれど...あらためて自分の正体を実感して、うなだれてしまうのでした。

 

陰キャですからね。いわゆるカースト的にも下の下ですよ。

普通にいじめだって経験してますしね。

目を覆いたくなるような、イタイエピソードは数知れず。

人と、社会と上手く付き合えたことなんて唯の一度もなく。

飛び抜けた学力もなく。

体育の長距離走では、拍手されながら最後の最後に到着するポジ。

引きこもってた時期もあったし。

社会に出ても、この特性は何一つ変わらず。必死にもがいていたっけなぁ...

 

そんな私が。奇跡的に出会えたパートナーを失った今。何が出来ると言うのか。

身の丈に合った生活?正解の選択肢?笑っちゃうね。

将来への漠然とした不安?今日生きる事自体は簡単なのだと、いつ勘違いをした?

 

幼き頃、七夕の願い事に書いた「ドラえもんのポケットが欲しい」という願いが叶わない事、馬鹿げた願い事だと知った時のあの絶望感のような、羞恥心のような、あの手触りが蘇ります。

そして骨の髄まで染み込んだ劣等感が、目の前の景色をモノクロへと塗り替えていくような感覚。

 

出来たことを評価しよう!今この瞬間に目を向けよう!なんて言いながら、全然出来ていなかったなぁ...

頑張った自分を褒めてあげよう!という言葉に理解と共感を持っているつもりで。他者には出来ていても。自分自身に、本心から労いの想いは持てて居なかった気がします。

 

こんなクソみたいな人間なのに、今日も生き残ったか...中々やるじゃない、自分。

 

本心からこういう想いを持てた時、何か人生観が変わる気もする。

表向きかもしれないけれど、中々心がこもらないかも知れないけれど。続けて見よう。