めちゃくちゃ頭に来てしまった次の日って、「昨日は、なんかすんませんでした...」という気持ちになりません?誰に対してってわけじゃなくても、何だか大人げなかったなーみたいな、腹を立ててしまった自分を少し恥じるような。
ということで、あれだけ怒りに湧いてしまった次の日は少し冷静に。ぐっと気分を変えて、ポップで楽しい優しい音楽を楽しみたい、なんて思いましてね。
こういう時ってインストをよく聴くんです。歌詞が無い分メッセージ性を弱められるというか、あまり感情を言葉として揺り動かされることなく、音の世界観にのんびり浸かることが出来る贅沢な時間。
サカモト教授ですよ。「坂本龍一」もしくは「教授」ではありませんからね。
サカモト教授のオリジナル曲SAMURAI。8bitの世界にどこか懐かしさを感じつつ、無邪気にゲームを楽しむような心で、楽しいひと時を。
サカモト教授、ご存知でしょうか。超有名なミュージシャン、というほどの知名度ではないと思いますが、ニコニコやゲーム音楽が好きな人はご存知の方も多いのではないでしょうかね。
頭の上にファミコンを乗せ、キーボードを巧みに操り、ゲーム音楽を華麗に演奏してみたり。「ラーニング」と題して初見曲を耳コピして演奏に至るまでの作業を生放送・実況してみたり。
ゲーム音楽の魅力というものはもうあちらこちらで語られている通り。音楽そのものとしても非常に練られた一つの芸術作品である上に、ゲームそのものの内容、感動、プレイ時の想い出、それを誰かと共有出来る魅力まであるという。その美味しさは倍率ドン!更に倍!
元気玉、と称して良質なゲーム音楽のカバーをメドレー方式で仕上げた動画もありましたね。あれは本当に感動物の出来でした。
このサカモト教授、実は実物を見たことも有りまして。近所のショッピングセンター的な、イオン的な所でインストアライブが開催されましてね。当時は元気だったパートナーと楽しく見に行ったものです。あぁ、そんな想い出も有ったなぁ。
そんなゲーム音楽と8bit的な音を自在に操るジョブマスター、サカモト教授が作成したオリジナル楽曲がこのSAMRAI。
独特の8bit感をしっかり持たせつつ、決してそれだけではなく現代的な音もMix。ゲーム音楽の十八番とも言える、脳内にシーンを再生してくれるような描写性豊かな展開も挟み込み。
あー、あの音楽みたい!とほっこりしてしまうようなオマージュもちらほら。メインの音像をキープしつつ、ドラマチックに展開していく楽曲。あまり深く考えず、ライトに聴いて、良いね!という気分にさせてくれる。
ただただ楽しく、気持ちの良い気分にしてくれるために存在する音楽。
こういうのも、とても良きですよねぇ。SAMRAIはアルバムSKMTに収録されている曲となっていて、他に収録されている曲もそれぞれに趣きが有って良い感じですよ。
そしてこれは特典ボーナスCDだったか?別のアルバムという形だったか?記憶が曖昧なんだけれども、このSAMURAIのピアノverがありましてね。これもまた...非常に良いんですよ。ニコニコで生放送していた頃の、あの感動が脳内で再生されるようで...
ちなみに、昨日のオーラを引きずっているのか、今日は何だか妙に「怒ってませんか?怖い怖い」みたいないじられ方をして、ちょっぴり凹んだ冬の夜。