ということで、無性にマカロニが食べたくてしょうがなかった数週間。遂に夢が実現する時が来ました。
節約やら食事管理やらの面で、平日は最低限の食事で済ませていることもあって、中々チャンスが無かったのですけれど。昨日、遂にマカロニを摂取することが出来ました。
挽肉とナスをトマトソースでまとめただけのシンプルな味付け。これが旨い。
マカロニがそこに居て、上からチーズをのっけてしまえば、もはや細かな味なんてどーでも良いのですよ。
今や「パスタ」というワードがすっかり台頭しておりますが、我々中年世代にとっては「スパゲッティ」と「マカロニ」こそが現在で言う「パスタ」の二大スターでありました。
麺状のパスタで言えば、生パスタやらフェットチーネやらが闊歩し、ショートパスタで言えば、ペンネやらクルクルねじれた物やら何やらと。最近、マカロニの影が薄くなっているような気がしませんか?
シンプルな形状で肉厚で。もちっとぷりっとしていて。アルデンテなんてつゆ知らず、なんならちょっと柔らかくなり過ぎるくらいの質感で。そんなマカロニが恋しくてたまらなかったのです。
お惣菜のマカロニサラダとか、冷凍グラタンとかならばまだ手軽に出会えるこのマカロニでありますが、ガッツリたっぷりと食べたい時は、やはり自作しかありません。食べたい物を自分で作り、美味しく頂く時間。至福の時でありました。
料理が出来ている間は、自分はまだ大丈夫。そんな感覚があります。
子供の頃から家庭の事情で頻繁に料理していた事もあり、自炊することは自分にとって日常的な風景になっています。そういった背景も含めて、自炊が出来ている内は、自分の人生やメンタルはまだ大丈夫。「慌てるような時間じゃない」のです。
自分の「食べたい→生きたい」という基本的な欲求が存在していて。
「美味しく食べたい→より良く生きたい」という気持ちもあって。
それをどう実現するか?という簡単な短期計画を頭で練り上げることも出来て。
実際に手を動かして作り、食べ、小さな小さな成功体験を積む。
落ち込んだ気持ちを落ち着けるためだったり、頭を適度に活動させるためだったり。色々な面で「料理をすることは良いことですよ」という話を耳にすることがありますが、実体験としてこれには納得ですね。
逆を言えば、こんな私が自炊することをやりたくなくなったら。もちろん、忙しいとか疲れたとかの理由は除き、「嫌になってしまう」という状態になったら...危ないなぁ。