個人的な話で大変申し訳ないのですが、最近メロスピ成分が足りておりませんでね。
メロスピっていうのは何とも不思議な概念でして。自分的な勝手な解釈なんだけれども、メロスピに類推するような日本の音楽(そもそもあんまり無いか?)を聴いても、それはメロスピじゃないんですよ。
メロディたっぷりの疾走感、ヴォーカルは英語で唄われて、甲高い高音で、シャウトも頻繁に織り交ぜて欲しい。
これぞメロスピよぉ!ってな鉄板中の鉄板を聴きたい日が有るんです。(頻繁に)
フランスのメロスピメタルバンドと言えばこの方々!HeavenlyのVirus。ウィルスが憎くて仕方のない昨今ですが、こいつを聴いてみんなで元気を出そう!
それはもぅ、禁断症状に近い現象。
ギターが...ギターが聴きたい!ひたすらにカッコいいリフが聴きたい!
シンバルのカウントで始まるオープニングでテンションを爆上げしたい!
ハイトーンヴォイスのシャウトを心の中で真似して盛り上がりたい!
荒ぶるツーバス連打で心を躍らせたい!
最高のギターソロを聴きたい!少なくとも1分以上はたっぷり聴きたい!
プログレなんていらねぇ!デスヴォイスもいらねぇ!メロスピを寄越しなさい!
これらを全て叶えてくれるのが、何を隠そうこのVirus。
はいそこー、引かないように。
でも、本当にそんな気分になる日がありまして。多分人類である以上、皆さんも気が付いていないだけでこんな日があるんですよ。なーんか今日調子悪いな?なんて言う日は実はこれなんですよ。
そんな時こそ、こってこてのこれぞメロスピ!という音楽を聴くことで、万事解決。食欲増進安眠効果、腰の痛みもなくなって、近所の犬も吠えなくなりますよ!
このVirusという曲。上記のような時にぴったりの曲...というと雑過ぎますか。でもとにかくその通りで、掛け値なしのカッコ良さ。
しっかりと重くカッコ良く刻まれるリフは鉄板だし、サビやメロディはキャッチーだし、要所で差し込まれるキーボードの音は全体の口当たりをマイルドに、楽曲が重くなり過ぎないようなバランス調整がなされている。
そして何と言っても3:00あたりからのギターソロですよ。ギターソロの中でも数度の場面展開が有り、これぞメロスピ!といったヒロイックな疾走感満載で駆け抜けてくれる。
そこからエンディングに向けても、最後にもう一回サビで終わり、なんてチープな展開は一切無し!壮大な大団円を迎えるかのような、ドマティックな締めくくりと共にシャウトで見事にクランクアウト。
もうね、生まれ育った実家のコタツでみかん食べるくらいの安心感。
迷った時はメロスピを聴いときゃ間違いなし!青汁なんかよりもよっぽど健康になりますよってにな。