ヤスデ、ご存知ですよね？
ムカデほどにデカくはない、ゲジゲジほど素早くもない。小さく細身の体でノロノロと歩き回り、気付いたら宅内へ侵入している。あいつです、あいつ。
あいつ、この時期のハッスルぶりがやばくないですか？
雨上がりで蒸し蒸しした梅雨後半の今の時分。あいつらは一斉にどこからか現れ、歩き回り、庭や畑や家の外壁やらをはい回る...と思っていると、自宅内にしれっと侵入しているんです。
足は速くないので、見つけてしまえば駆除は簡単。だけれども、小さくて細長いし赤茶色系？だしで、暗い場所では中々目視発見できず、最悪は「自宅内は素足で暮らしたい」派である私の素足が彼らを踏み潰す、悲しき事故が発生するのです。
害虫忌避剤を駆使しようと、事前に殺虫剤を散布しようと、彼らの足を止めることは出来ません。というか、忌避剤を平然と乗り越え、宅内に潜入したところで忌避剤の効果が発揮し、屋内に突入した途端に息絶える姿を多く見かけます。
君ら、勝手に侵入して勝手に丸まってお亡くなりになられるの、やめてくれない？
誰一人得しない。幸せな者なんて誰一人いないじゃないか。壁や天井をはい回っているところを発見するのも「うわっ」と思うけれども、既に丸まって干からびている彼らを見付けるのも、何ともむなしい物です。
先日、わが家に知人が遊びに来まして。このお方も、お住いの実家でお米を作っているほどの田舎暮らしの猛者。現れたヤスデに、そうそう、困るよね～とすっかりあるあるの様相。
夕方にいらっしゃり、ちょっとご飯でも食べ、夜も更け過ぎない程度に帰宅するくらいの短い時間だったのですが、お客様が在宅の数時間の内に、客間付近だけの限られたスペースなのに、計8匹のヤスデが捕獲されたのです。
6畳の客間。ほんの数時間。8匹。これ、笑えない状況ですよ。害虫なんて、1匹見たら大量に居ると思えよ、なんていうのは常識。それが、短時間に、8匹ですよ。
なにこれ。
住人1人。
ヤスデ8人。
多数決で圧倒的に負けてるやないか。
こんなに大量に発生すると逆に面白くなって来て、後半はお互いの話なんてそっちのけ。２人して壁や天井をじっと見つめ、次に見つけるのは自分だ！的なヤスデハントタイムを過ごしておりました。
ちなみに、ヤスデにムカついた翌日、タイトルの「ヤスデ大サーカス」というクソどうでも良いフレーズが浮かび、独りで失笑。そこから3分程度の勢いでこの記事を書いております。
いつにも増してクソどうでも良い話ですが、ヤスデには気を付けた方が良いっすよ、皆さん。
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