マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

四十にして自然と戯れる

梅雨ですね。毎日どんよりとした空が広がっていると、どうにも気分まで滅入ってしまうというものです。私自身は確信を持って感じたことはないのですが、低気圧とかでも体調や心身に影響を及ぼすって言いますよね。

そう、気分が晴れないのは天気のせい、この地球のせいなのですよ。そういうことにしてしまいましょう。

 

そんなこんなで時折訪れる晴れ間を狙って、せっせと草むしり。田舎に住む者ではあれば逃れられないこの悪魔の仕事。野菜を育てる畑に於いては除草剤や草刈り機の出番はありませんから、地道に、ぷちぷちと、抜いて行くのです。手でね?

 

もう、これほどまでに生産性の無い作業があるでしょうか!?

 

雪国に住まわれている方の雪かきも同じような嘆きを耳にしますね。あちらはやらなければ今日の生活に支障をきたす、という点に於いて至急の命題であるのですが。どれだけどかした所で春には溶ける、という虚しさもあるようで。

 

草むしりは...やらなくても通行は出来ますからねぇ?

家庭菜園の野菜の成りが悪かろうが...別に困らないよねぇ?

草だって、冬になれば一斉に枯れるわけだし...やらなくてもいいよねぇ?

 

草むしりをやらねばならないようで、実はそんなこともなくて。結局は自分がやりたいと思う意思からやっている事に帰結するというこの作業。当然お金にもならないし、健康作りに役立つわけでもないし。大量の草と虫達との大格闘。嫌いだわぁ。

 

この地に住んで、畑をいじり出してからもう10年近い年月が経ちますから。もう何年も何年も繰り返して来たこの作業なのですが、ここへ来てちょっとだけ「悪くはないな」という気持ちが生じてしまったのです。これは気の迷いに違いない。

 

この生産性の無さが、逆に良い!...かも知れない。

 

生産性も効率も皆無。正しさも納期も存在しない。やってもやらなくてもどうでも良い、自分自身もさして困りはしない。人生なんてそんなもんで良いじゃないか。そんなどうでも良いことに費やして、何となく生きていればいいじゃない。

空からお金が降って来ればそんな事も出来ますが、そうは行かないのが世の常だけれども、少なくともこの瞬間は「草むしりなんて無駄なことをして生きていられる」という見方も出来るのだなぁ。

 

ふと視線を上げると、その辺をよく飛んでいるハクセキレイが除草シートのくぼみに出来た水たまりで遊んでいたのです。

ひとが近くに居ればすぐに飛んで行ってしまう小鳥が、妙に近い距離で遊んでいる。ただそれだけなのに、まるで顔なじみが遊んでいるのを眺めるように、ぼけ~っと眺めながら少しニヤける私。

 

隣には今年初の実を付けたシシトウが在り、ありがたく収穫。派手じゃなくても。隣に誰も居なくても。まぁ、今日もこの田舎の地は平和なようです。

 

ていうか...君、妙に長くね?君、普通のししとう君だったよな?

 

 

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