草がねぇ...凄いんですよ。
もうめっちゃくちゃに生えて来る。
お前ら先週ザックリ刈られたんちゃうんかい!ってやつらがもう元気に伸びている。
草むしりという行為...というか、庭だったり畑を保全する行為について、「悪くない」という気持ちを持つことも、ありますよ。
時に心が落ち着くこともあります。
時に自然の一部に溶け込めるような、そんな気持ちになることだってあります。
だが真夏の炎天下の草刈り、おめぇはダメだ!
ホントに終わらない、ホントに疲れる、何なら熱中症で命の危険すらある。この不毛な草との対決は、地獄ですよ、特に真夏はね。そしてこの地獄は、なにも私vs雑草の直接対決だけにはおさまりません。
私が住むような田舎では、見渡す限りの畑があります。広大な畑を管理する農家さんにとって、草刈りというのは死活問題。メインの畑というよりは、そこへ至る道のような「不随する場所」についての草刈りも多く、大変でしょうねぇ。
草刈りをしなきゃならない面積だって広いでしょう。作物がある以上、使える除草剤という手段も制限があるでしょうし。草刈りばかりやっているわけにもいかない。時間も有限。日中になれば殺意を感じるお天道様が昇るのです。
朝5時頃からあちこちで草刈り機がフル稼働し、ただでさえ不眠の私の睡眠が妨害されようとも、文句のひとつも言えないわけです。
言いたくなるけど...言えない。草刈りのしんどさは私も解りますのでね。
そんな中、YouTubeをむさぼる日々の中で、ごひいきのチャンネルを見ておりました。いわゆる生き物系YouTuberで、たくさんの生物を飼育、爬虫類館という施設まで運営するこの方。
飼育動物が餌をムシャムシャ食べる姿に不思議と癒されて見ているのですが、ふとこんな動画を出しておられたのです。
(この動画は大丈夫ですが、チャンネルには苦手な方も多い動画もあるのでご注意を)
なんとなーくな見た目、様子、雑草感として、私の住む地域に割と似た雰囲気と言いますか、ある程度の土地、庭もあって管理が大変そうなこのお宅。
私の第一印象は、「うわー管理大変そう」というもの。庭木の剪定、草刈り、その他もろもろ、まぁ管理が大変なのですよねぇ。お金を掛けられるのであれば別ですが、それはもう、自分と重ねてげっそりするところ。それがですよ?
餌にぴったりだー雑草サイコー!なんてテンションなワケですよ。
マジか...マジなのか。そりゃあ理屈は解るけれども。
物事は人次第、考え方次第。何を良しとして何を悪しとするかなんて、見方を変えるだけでクルクルと変わるんだよ。うん、まぁそれは解る。
けれど、絶対悪でしかありえないと思っていた雑草の山が宝になることもあるなんて。確かに普通の話ではあるんですが、何だか...ちょっと前向きになれたんですよ。
やれやれ...と思ってしまう私の状況だって、羨む方もいるんだろうな。
ちっぽけだと思っている私の持つモノに、価値を見出してくれる方も居るでしょう。
だって、こんな雑草の山ですら宝になるんでしょ?
一応40年生きて来たヒューマンな私。多少の価値はひねり出せるかも知れません。
とはいえ、自宅の雑草が宝の山に変わる手立てはなく...今日も片っ端から刈っていくしかないのです。覚悟しろよ...お前ら...
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