平穏であった年末休みを終え、明日から仕事が始まります。もう、かれこれ40年以上生きて来た中で、こんな場面は何度あったことでしょう。
夏休みが終わる最後の日。
はじめて就職する前日。
圧迫面接で有名な昇進試験の前日。
無職から転職する際の採用面接。
新しい職場へ勤務する初日の前日。
明日、遂に告別式...本当の本当にお別れだ、という前日の夜。
思えば、「明日...嫌だなぁ、今日が最後の1日だ、今日で終わってしまうんだ」という日を何度過ごして来たか。
その度に、なんだかんだで明日が来て。
ちゃんとその次の日も来て。なんだんかんだで日々が続いて行く。
なんだかんだで、「その次のちょっとした平穏」が訪れる。
幾ら繰り返して来たからって、もう慣れたし平気だぞ!なんてならないのが、人間の弱いところですね。
今の私はちょっと特殊な状況で。年末から新しい職場へ勤め始めてまだ間もなくという所。
年末年始がなくとも、不慣れな環境に行く「しんどさ」に溢れているのではありますが、かといって10年以上務めた会社に年始に出勤する時は気楽だったか?と言われれば...ご想像の通りなわけです。
かれこれ20年以上同じ職場に勤め、それなりにやりたい事をやらせてもらっていてありがたいよ、なんて言う仏のような知人ですら、「仕事だぁ...嫌だぁ...」と嘆いているくらいですからね。
これはもう、風物詩のような物としてとらえるしかないのでしょう。
とはいえ油断は禁物。
なんだかんだ言ったって、嫌がりながらも日々は続くのだから...なんて思いきや、本当に苦しくて、病んでしまって、という方も多いでしょうし、私だっていつ一線を越えるか解らない。むしろ超えてしまうからこそ前職を退職したのでありました。
この苦難と諦めの輪廻を経て、大きな挫折期間を経た今。ちょっとは前向きに、上手いこと対処していく方法を身に付けて行かなければ進歩がないという物。
ぐだぐだと苦しんでいた期間に得た知見を最大限に活用して、乗り切って行きましょう。
とにかく、今この瞬間だけを生きる。これに尽きますね。
今日で休みが終わり、明日から仕事が始まる。しかし今はまだ今日だ。
明日から仕事の1年間が始まるのではない。明日は明日という1日が来るだけだ。
仕事の時間さえ終われば解放される。その時間だけやり過ごせば良い。
そうすれば、また次の安息は必ず訪れるのだから。
そんな心構えの中で、目の前に巡ってきた仕事を、丁寧にこなしていく。
自分の機嫌を自分でとりながら、1日1日を丁寧に生きて行く。
ちょっとぜいたくに、コンビニでごはんを済ませてしまって。
明るい内からお風呂にでも入っちゃって。
暖かいお布団で早めに眠っちゃおうかな。