本日、最後のハロワークの手続きに行って参りました。
明日~いわゆる「失業状態」という条件が満たされなくなるということで、給付金やら何やらの手続きを済ませにね。
いわゆる本所的な方に手続きに行ったので、初めて顔を合わせる方々に担当してもらいまして。幸い、私は恵まれており、無事手続きを完了することが出来ました。ありがたや、ありがたや。
ただ...隣のブースからね、聴こえて来てしまったのですよ、色々と。
窓口的なブースに座ったまま、少々お待ちください的な待ち時間がありまして。どうしたって隣のブースの話が聴こえてしまうのですよ。
ハローワーク利用者側は、雰囲気からして大人の女性。パートタイマーのお仕事を探しておられるようで、その中でスーパーのお仕事をご検討されている様子。
一方でハローワーク職員の方は、雰囲気からして初老に近づいた男性の方。よくいらっしゃる、「なんでそんなにナチュラルに偉そうにして居られるの?」と不思議に思ってしまうタイプ...に感じました。
そのお二人のやり取りが聴こえてしまったのですよ。
女性:こういうスーパーのお仕事とかはどうかなって...考えてまして...
男性:え~?意外と体力使うよ?パートの事務とかにしといた方が良いんじゃないの?
女性:いえ...でも、こういった仕事は経験があるので...
男性:でもねぇ~、あなたねぇ~(云々と続く)
これ、一言一句原文ママですよ。
そりゃあね?時にはアドバイスをする場面はあるでしょうよ。
私は状況を知らないので、なんらかの納得する理由があるのかも知れない。
気心の知れた間柄でフランクに相談出来ているのかも知れないし。
別の仕事を進めるに値する、確固たる要因があるかも知れない。
でもさぁ、その言い方と態度、そもそもねぇんじゃねーの?
うわぁ...ないわぁ...そういうの。生理的に無理だわぁ。
ハローワーク云々ではなく、職員さん個人に対してね。無いわぁ...と。
腰が低すぎて、工場の床に正座しながら説明を行う事が珍しくなかった私。偉そうになってしまうことを過剰に避ける、恐がる性質があるんです。その理由は2つ。
まず1つ。これまで見掛けて来た偉そうな人が「マジでカッコ悪かった」から。
本当に凄い人ほど腰は低く、常に冷静で、物腰柔らかなひと達でした。それに比べて偉そうなひと達のカッコ悪いことカッコ悪いこと。
何がカッコ悪いって、そういう人はほぼ確で「相手をめちゃくちゃ見る」から。
年下だと無条件で偉そう。
女性に対しては無条件で偉そう。
弱そうな相手に対してはとにかく偉そう。
そのくせ、強そうな相手には明らかに手を出さない姿勢。あーカッコ悪い。
そして2つ目。どうも自分は「強そう」な部類に入るらしいのです。
職場だけではなく、様々な場面で「偉そうなひと達」はたくさんおりましたが、私に対して牙を剥いた方は未だおらず。どうやら私はおいそれと敵に回されないタイプらしいんですよね。
ということは、油断したら私自身も怖くて偉そうなポジションになってしまう。
これが本当に怖い。残念ながら外見に恵まれなかったからこそ、生き方としてあんなカッコ悪いのは御免です。だからこそ、常に冷静に。腰は低く。注意して、意識して。怖くならないように、優しいオーラを出すように...
というのも、いよいよ明日から新しい環境に身を投じます。
新しい環境の中では私は新参者になるわけですから、それはもう下っ端感全開なわけなんですが、40年間生きて来て、界隈で経験を積んだ中年であることもまた事実。
新しい環境には年下の方もおられるでしょう。私自身も良い歳した大人です。偉そうなカッコ悪い姿にならないように、けれども自分を卑下し過ぎるような情けない姿にならないように。
今までお世話になって来た、多くのナイスミドルな方々を目指して。
憧れていた姿を真似て。
三途の川のすぐそこ、冥土喫茶でお茶しながら。君も中々やるやないか!と笑顔で、安心して眺めていてもらえるように。
月並みだけれども。明日から、頑張るぞーい。