マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

【Kamelot_Love You To Death】五臓六腑に染み渡る、とはこの事です

お寿司でも食べたいなぁ...なんて思いながら、掃除やらなにやらと家の仕事に明け暮れていたらあっという間に夜になってしまいまして。適当な夕飯を用意して平らげつつ、軽くお酒を飲みながらふと思う。

あぁ~、なんか音楽聴きてぇなぁ。

なんていうか...その...ちょっと昔の音楽が良いなぁ。

どかーん!ばこーん!ってな激しい音楽も良いけれど、もうちょっとしっとりと。

旨味というか、エモに溢れるようでいて。

ちゃんとHR/HMな重さも伴っているような。

 

あ、そうだ、KAMELOT聴こう。

 

年に一度は聴きたくなる、あのロイ・カーンのエロス全開、粘性抜群、魂に響くあの歌声。在りし日の『Kamelot』の『Love you to death』。最新の活動も良いけれど、どうしても欲しくなっちゃうのですよ、あの歌声がね。


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私の、Kamelot・ロイカーンとの出会いはもう今は昔。ジャケ買いで入手したCDから流れて来る独特の情緒と溢れるパワー、何よりも色気たっぷりで唯一無二の歌声に魅了されたのを覚えております。

こうして久しぶりに聴くと、やっぱり良いですねぇ!この歌声は。現在は一線を退いてしまっているのが惜しまれますが、名曲の数々を与えてくれた彼には感謝しかありません。

 

この曲『Love you to death』はそんなKamelotが贈るバラード、「Kamelot全開な曲」なのです。

オリエンタルさと言いますか、ひとつまみの神秘感を纏った音と共にイントロがスタートすれば、すぐに合点が行く「Kamelot味」が広がります。

そこにロイ・カーンの歌声が加われば、それはもう完全なるKamelotの世界。あぁ、これこれ、この感じ。

そして、しっとりと、丁寧に、歌声で紡いでいく物語と共に、湧き上がるメタルサウンドが合流する頃合いには、完全にKamelotの虜。

 

そして一旦曲調を落ち着かせた後に待っているのは、エモさ全開のギターソロ。

安易にエモさと表現して良いのか解りませんが、ムードというか、雰囲気というか。情緒というか情感というか、何だかとにかく胸がいっぱいになる、「情」があふれ出すこの感じ。

気温も上がりど、こか心がそわそわし始めるこの季節の夜更け。こんな時にぴったんこかんかんにハマる、それがKamelot。皆さんもどうぞお試しあれ。

 

 

 

そして...この曲のMVが公開されているのは今回初めて知ったのですが、中々に私の心をエグる内容ではありました。

 

とてもシンプルな物語の展開。そしてエモさ抜群の声でつづられる歌詞もまた、実にシンプルに、真っすぐに。愛や悲しみをぶつけて来ます。これは日本語歌詞では中々ないパターン。

奥ゆかしさとでも言いますか。直球勝負ではなく多彩な表現で攻めて来る日本語とは違い、どこまでもストレートに届いてくる英詩もまた、ならではの素晴らしさがありますよね。

 

そんなこんなで、MVや歌詞の通りのシチュを経て来た自分にとってはパンチの強いひと時...ではありましたが。意外にもどこか冷静にそれを眺めている自分もおりました。

もう少しで、あの瞬間から三年にもなります。

苦しみから始まってからは五年。

「あの頃」に。「思い出」に。大事にしまい込む準備が出来てきたのでしょうか。

それが喜ばしいことなのか、哀しく寂しいことなのかも解りませんが。

とりあえず、今日もまた生きて行くわけで。

しかし...強ぇなぁ、このフレーズ。英詞のこういうところ、好きよ。

 

I will always be with you

I'm the anchor of your sorrow

There's no end to what I'll do

Cause I love you

Love You to Death

Love You to Death

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