マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

とてもとても長い一日①

随分と、長い一日でした。朝から晩まで、色んなことをして、色んな所へ心が動いて、ぐらんぐらんと揺さぶれられた一日。

 

日頃から眠りの浅い私は、この日もいつも通りに午前4時には起床。

朝からハローワークへ行って失業認定を済ませ、その足で今後の生き方を決めるかも知れないとあるムーブをかましまして。

更にそのまま生まれ育った地元へ車を走らせ、駅前に唯一存在している宿を取り、お盆に帰省していた古い仲間と酒を飲みかわす。文字にすればたったそれだけのこと。このたったそれだけのことに、めちゃくちゃに心を揺さぶられたのでした。

 

 

まずはハローワークへ行き失業給付の確定へ。ありがたいんですよ?本当にありがたいんです。お金を頂けるわけですからね。ただ、それ以上に前年度分から計算される健康保険+住民税のフルコンボが痛すぎて。

年金やら固定資産税やら、もろもろを合計すれば結局は差し引きマイナス。お金のことを考えてしまうと、何だかもやっとスッキリしないのです。頂けているだけありがたいと思いなさい!ということは重々承知しておりますが...

 

そしてそのまま、あれこれと手続きやら何やらへ走り回ります。もちろん、前もって準備は少ししていたものの、あれやれこれやをざざっ!と足早に片っ端から済ませてしまいます。

 

おいおい!本当にその選択は合っているのかい?

 

この先どうやって生きて行くのか、散々思い悩んでいたわけですから、それをトータルで総括しての本能的な判断だとは思うのです。ですが、その割には決断から着手までがめちゃめちゃに速い。

目の前に現れた「ちょっとしたきっかけ」を皮切りに、ズバズバとあれこれを進めてしまう。前職を退職した時も、そうでありました。

 

決して、悩みに対しての結論が出たわけではないんですよ。

不安や困難、不確定要素だって何一つクリア出来ていないんです。

千載一遇のチャンスが来たわけでも、逃すには惜しい獲物が現れたわけでもない。

端から見たら、「ふと思い立って気分で歩き出した」としか見えない、そんな動き出しをしてしまうのは、もう私の生態として逃れられない呪いのようなものらしいです。

 

ある意味ではもう10年以上も考えて来た、「前職に従事するのではない別の生き方はないだろうか?」という大き過ぎる案件に対して、道を決定してしまうかも知れないほどのアクションをさらっと取ってしまう。

そんな重大な行事?イベント?に抱き合わせて、その足で地元の仲間と飲みに走るという無謀っぷり。

 

もうね、心の中はそれどころじゃないんですわ。

 

もう後戻りは出来ないぞ!というほどに、切羽詰まってはいないにしても。物事は動き出してしまったし。

無事に上手く行けば、今後の当面の人生の方向性が確定するし。

上手く行かなければ、ひとつの挫折を迎えることにもなるし。

やっちまったな、ついに始まっちまったな。

これで本当に良かったんだろうか?

そんなことは関係ないとは言え、友人知人、周囲はどう思うだろうか?

こんな気持ちを抱えたまま、一番付き合いが長いと言っても良い旧友と、4~5年ぶりに酒を酌み交わしに行くというタイミング。

 

この時、時刻は13時を回ったころ。長い長い1日は、まだまだ始まったばかり...

 

 

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