今日もまた、知人と少しだけ時間を共にしました。
なんだかんだで孤独な私の相手をしてくれていて、何ともありがたい限りなのですが、こんな事を言うのですよ。
自分(知人)は納得出来る仕事をしながら、暇を私(筆者)に潰してもらっている。
なんだか申し訳ない気持ちもある。ま、だからといって遊びに来るのは辞めないがな!
あっけらかんと言い放つこの雰囲気に、いつも私の方が救われているのです。
確かに、うらやましいなぁ、と思うこともあるし。
この知人とあれこれを比べてしまって、苦しむ瞬間もあるよ。
でもまぁ、そんなもんだよね。有名人や成功者を含めて、羨ましいと思う相手は星の数ほど居るけれど、それぞれの境遇や努力の結果なんだし。
視点を変えれば、自分だって羨ましがられる側にも回るでしょう。もう40年も生きたのに、何を贅沢言っているんだ!?と言われてしまえばそれまでだもの。
知人と別れ、また独りになり、先のことを全自動で心配し続ける脳みそが再起動。
自分のやりたいこと、やりたくないこと。
実際にこれまで出来たこと、出来なくて頓挫したこと。
「〇〇した方が良いよな」という消えない建前。
くすぶり続けるちっぽけなプライド。
以前、会社勤めをしていた頃の習慣をあまり崩さないように、日曜日の夜はお酒は禁止しているのです。
ドリップして淹れたコーヒーをすすり、静かめな音楽を聴きながら、月曜日を憂うのが日曜日の夜のお決まりのルーティン。
こんな日は、ちょっと優しい穏やかなメタルで。
『THE冠』の『登坂車線』。こんな曲も演ってくれるんですよねぇ。
不思議と、今でもやっぱり日曜日の夜は憂鬱で。
土日祝日は、自分の「無職感」をあまり感じないで居られるからかな。
ここからスタートする一週間を前に、ちょっとだけ腹の底が「うっ」と苦しくなるようなプレッシャーを感じる時は、この曲がまた沁みるのです。
登坂車線をゆっくり進もう 積んでるものが重いから
左に寄って うつろう景色 感じてちゃんと進むから
良いですよねぇ、このセンス。
積み荷が重いんだもん。しょうがない。ゆっくり進みますよ。そのための「登坂車線」なんていう優しい道が、世の中にはちゃんと有るんだから。