デカい肉を焼き、酒を呑み、相応の胃もたれに陥った夜明け。
葬送のフリーレンをアマプラで視聴。うん、今回も良き回でした。
毎回毎回、何かしらが心の琴線にズドンと来るこの作品。前回の激戦を経てほっこり日常回と油断させておいて、しっかりと涙腺に一撃を入れて来ます。
ハイター、良い漢ですよねぇ。ヒンメルの漢っぷりは言うまでもなく、子供たちと一緒に遊ぶアイゼンもまた微笑ましい。仲間達...なんと甘美な響きなのでしょう。
信仰のないあなたには、女神様の代わりに私が褒めてあげましょぅ。言われてみてぇ。凄いひとに優しく褒めてもらえたら、頑張れちゃうよなぁ。
(フリーレンの魔力の制限を素で見破る点も、化け物っぷりが見えて好き)
今回は信仰心がキーワードでしたね。千年レベルで生きるエルフが、一度も見たり感じたことのない『女神』という存在を信じる、信仰する理由。本当に居てくれなきゃ困る、という理由。
私は人間ですから。彼とは状況は異なるけれども。確かにな~と頷くものがあります。
自分が生きて来た全てを見ていてくれる「神様」。
頑張って生きて行けば、人生を終えるその時に頑張ったね、と褒めてくれる「神様」。
本当に居てくれたら。心の底から信じる事が出来たなら。怖い物無しだよな。
現実にある色々な宗教も、信じる事さえ出来れば、過酷な人生を生き抜く大きな力になるんでしょうね。
ストレス社会と言われるし、現代は豊な反面、精神的なダメージが大きい世の中のように思ってしまうけれども、昔の方が普通に精神的な苦しみも大きかったでしょう。
飢餓というものがいつも隣に居て。
一度かかれば治らない病気ばかり。
人権や尊厳なんてどこへやら。
死も、ストレスも、今とは比べられないほどに大きかったはず。
信仰心でもなければ、身が持たなかったんだろうなぁ。
40を過ぎて、純粋な信仰心を手に入れるのは、難易度が高過ぎる。却下。
なぁに、神様を信じることは出来なくても、話は簡単だ。頑張る姿を褒めてくれる誰かが居てくれればそれで良いんだもんな。
それがイイねだったり、ファボだったり、スターだったりするわけか...
近い将来、AIが各個人の詳細まで把握して、適切に分析して、しっかりと褒めて癒してくれる日が来るんだろうな。慣れや技術の巧みさも相まって、何の違和感もなくそれで癒されるて行くんだろうね。
まぁ、推しのキャラクターが、自分の詳細を把握して細かなところを褒めてくれたら、普通に嬉しいもんね。
AIハイター、実装してくれませんかね?褒めてくれるフリーレンでも良いよ?