先週の金曜日。あれこれと自分なりに頑張って、来週はその結果待ち、という場面。
ここで、「頑張ったね！偉いぞ！」と褒めて癒してくれる存在が居てくれれば良いのだけれど、残念ながら孤独な中年を褒めてあげられるのは自分だけ。癒してあげられるのも自分だけ。
自作のおでんと優しいお酒でゆったりと過ごす。良いような、寂しいような週末。
おでん、好きなんですよ。ゆっくりとたっぷり楽しみたい私は、もっぱら自作派。大きな土鍋にたんまりと具材を入れて、丸二日くらいかけて堪能するのがルーティン。
そしておでんをつまみながら、今週も葬送のフリーレンを見て、涙腺を爆破される。なんか毎週やられている気がするな。
雑誌の連載とわざとタイミングを併せたのかな？と思わせる今週のフリーレンは、胸アツにも程がありましたね。
若者達の関係性の面でも1～2を争う神回ですし。
ヒンメルのあの指輪のシーンは、連載も追っている身としては...尊死するレベル。
それと同じくらい、ザインの頭ナデナデシーン、好きなんですよねぇ。
あなたはちゃんと大人やれているよ。と褒められたら、どれだけ嬉しいことか。
高貴な精神性等手に入る事もなく、中身の本音はわがままな子供のままの私達。
本当は頑張りたくない。
こんな事はやりたくない。
楽なことだけをしていたい。
けれど、それぞれの理由があって、何かのために、時には誰かのために、必死に大人のふりをして頑張る。そんなものですよね。
ハイターがはっきりと、「人間の気持ちは解らないでしょう？」と言った上で、頭をナデナデされて「悪くはない」と言うシーン。
確かに２人にはそれ以上の関係性は有りますし、フリーレンも人を知ろうとし始めている中ではあるのだけれど、理解しているとまでは言えないのは事実でしょう。
それこそ、ザインは出会って間もない相手だけれども、ザインの表情にも安堵の色が見えている、あの感じ。
相手を理解出来ているか？理解してもらえているか？なんて、些末なことなのかも知れませんね。
時にはまったく知らないひとの言葉やちょっとした挨拶なんかでほっこりすることもありますし。顔も名前も知らない誰かのブログを偶然のぞいて、ちょっと良い気持ちを分けてもらったり。
そんなこんなで、知らず知らずの内に助け合いながら、生きて行くんでしょうね。
はてさて、先週までの行いが吉と出るか凶と出るかを待つことになる今週。そわそわと落ち着かない時間を過ごすんでしょうなぁ...
今日はまだ、今はまだ、のんびり油断していて良い時間。おでんをつまみながら、静かに過ごしましょう。
ちなみに、一番好きなおでんの具は「魚河岸あげ」です。
