昨日懐かしのアニメ_ブルーシードをきっかけに、あれこれと音楽をダウンロードで仕込みまして、中年独身の寂しきドライブに出かけて参りました。
CDという媒体が失われつつあること、CDショップという業態が危ぶまれていること、辛みを感じる側面はあるけれど、即座に音楽を入手出来るこのダウンロード販売という仕組みもまた良きですね。
聴きたいあの曲!みたいな狙い打ちはもちろんあったのですが、ベスト盤的なアルバム購入の方がめちゃくちゃお得なこともあって。懐かしのアニソン的な音楽を狙いつつ、聴いたこともない新しい音楽を大量に仕入れました。
良い意味で「ついでに手に入れた音楽」というのが意外と良いもので。
ついつい「良い音楽聴きたいぞー!」と思って必殺の想いで購入する「ガチ推しジャンル」の音楽と違って、とても素直に楽しめると言いますか。
歌声と、歌詞と、メロディと。
肩の力を抜いて、リラックスして素直に音楽を楽しむ。
不思議と初見でも歌詞の世界らをすぅ~っと感じられる感触でした。
そしてあらためて思うのは、歌詞で伝える物事って、時代によらずに普遍的だなぁ、ということ。
「スマホ」みたいなその時代でこそ通じる言葉こそあれ。
愛や恋みたいな王道から、生き辛さとか日々の苦悩とか。
それでもボチボチ頑張って行こうぜ的な事とか。
10年20年過ぎれば時代も変わり、社会も生活も、そこに起こる問題も苦悩も変化するはずなのだけれど、変わっているようで変わらない。
古代ギリシャの人生格言が現代でもあるあるで通じる時点で、推して知るべし、ではあるけれどね。
20年以上前に聴いた音楽を今聴いて。懐かしむだけではなく、同じように感動したり、元気付けられたりするという事実。
あれ?
老いて、多少はあれこれを学び、経験し、成長したつもりになってはいたけれども。
その実は、なーんにも成長していないのかも知れない。
なーんにも変わっていないのかも知れない。
安西先生もびっくりしちゃう。
レトロな流れに沿って、久しぶりにスラムダンクに触れて、涙腺崩壊したりして。
勢いで第ゼロ感のベースコピーして遊んだりして。
今年も元気に育ったナスが、初の実を付けてくれたりして。
雨上がりの朝の風が気持ち良かったりして。
まるで成長して居なかったとしても。まぁ、今日も世界は悪くないっすね。