マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

Deceiver,Deceiver_Arch Enemy 4分弱に込められた疾風怒涛のヘヴィメタル

先日記事を書かせていただきました通り。

2023年にArch Enemyが来日してのZeppツアーとでも言うべきLiveがあるとのこと。チケットを取ってしまった...

ワクワクするような嬉しい気持ちと、色々なことに対する不安とが入り混じる中。

 

もう、こいつを聴くしかねぇよなぁ!?

 

最新アルバムDeceiversのタイトルトラックと言っても良いでしょう。Arch EnemyのDeceiver,Deceiver。

細かいことは一旦置いといて。最高品質の爆音に身を委ねよう。


www.youtube.com

 

最新アルバムDeceiversが発表されるにあたって。このDeceiver,Deceiverを皮切りに、YouTubeで立て続けにMVが発表されました。

同時に配信もされて、一昔前の感覚で言うなれば、新作シングルリリースラッシュ、とでも言うんだろうか。

 

古い人間からすると、凄い時代ですよねぇ。新作音源をリリースすると同時に、無料のYouTubeでMVをフル公開しちゃうって。

そりゃあプロモーションとしての効力は絶大だろうけれども。ライト層ならば「YouTubeで見られるし聴けるんだから、お金なんて払わなくていいや」になるよねぇ。

 

これだけのアーティストとなれば、それでも音源も購入されるだろうし、それこそLiveでもやればとんでもない規模の動員が見込めるわけだけども。

最近の音楽業界を勝手に心配しちゃったりもします。良い音楽をやる人達が、音楽でちゃんと食べて行ければ良いなぁ。

 

ちなみに私なんかは良いカモ...もとい、良いお客さんでして。

YouTube見る→とんでもなくテンション上がる→音源即買い、という目に見えたムーブを取ります。

お金に余裕さえあれば、ダウンロード解禁と同時に即聴けて取り回しも良いダウンロード音源と、しっかりパッケージされたCDを両方揃えたいくらいですよ。

 

やっぱり良い音楽、好きな音楽は、スマホYouTubeを見る、聴くだけでは満足出来ないですよね。

映画だってスマホの画面で見るのと映画館で見るのとではほぼ別物でしょう?音楽だって、ちゃんとした音源でちゃんとした音量で聴くと、別物ですよ。

 

爆音でメタルを嗜むという行為は、本当に世界が変わります。

爆音でメタルを嗜むという行為は、本当に世界が変わります。

 

大事なことなので二回言いました。

 

 

なんだか脱線し続けてしまった。

このDeceiver,Deceiverという曲。Arc Enemyの中でも1~2を争う名曲ですよ!って言いたい。言えば良いのに、言えない。

 

何故って?過去作もとんでもない名曲だらけだからさ!

 

だから安易な誉め方は出来ないんだけど、名作で大好きな曲であることは間違いない。Arc Enemy傑作選TOP30くらいには入るはず。そのくらい傑作が多過ぎる。

 

名曲はやはりイントロの印象が強く残るもの。この曲も実に良いイントロしてます。

シンプルにザクザクと刻み、え?いつまで刻むの?というくらい刻んだかと思えば、タムが思いもよらぬ方向まで駆け抜けていく、ちょっと意表を突かれる快感。

この曲用に、きっとタム(と呼んで良いのかあれ?)を増設してますよね。

 

そしてアリッサの咆哮一閃。

自分が演奏することを想像すると、何とも緊張感のある、地味にキープが難しそうなザックザクの刻み。

畳みかけるような展開にボコボコにされている内に一旦トーンダウンし、タイトルのDeceiver,Deceiver...という言葉が登場。

 

これがサビか?と思いきや、そこからはどんどんとめくるめく展開が待っている。

この曲は1番2番...みたいな完全な繰り返しはほとんどない、一方通行でガンガンと爆音をぶち込んで来る。

 

そしてもちろんあります。みんなが待ってるアモットのスーパーギタータイム!

 

マイケルアモットのギターは...ホントに良い!

スピードやテクニック、エクストリーム感はもちろんあるんだけれど、そこに情緒や哀愁のような、深みのある情念がしっかりと込められている。

超高速エクストリームギターなのに「鳴く」そして「泣く」という感覚は、中々他に類を見ないスタイルではなかろうか。

 

こういう旨味みたいなエッセンスは、日本人が大好きな要素ですよね。

歌謡とか演歌に込められ、そこから派生したJ-POPに受け継がれた、キャッチーさやPOPさとはまた少し毛色の違うニュアンス。

 

Arch Enemyの初期、世界に先駆けて日本で早くに人気が出たというような記事を読んだことがあるけれど、解る気がするなぁ。

Deceiver, Deceiver

Deceiver, Deceiver

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