皆さん、スキンヘッドは好きですか?私は大好きです!
メタル界には様々な伝説のスキンヘッドが存在する。(もちろん活動時期にはよる)
Painをキラーしちゃうゴッド的なスキンヘッド。
日本の空港で乗客へのインタビューという形でさらっとテレビに映ったスキンヘッド。
ライブパフォーマンスで吐血アクションを披露出来る袈裟姿のスキンヘッド。
手製の鎧兜を見にまとい、時々スキンヘッドじゃなくなるとちょっと寂しくなるハゲ。
そして本日ご紹介するのはドイツのSF大好きバチクソ王道メタルを放ち続けるスキンヘッド、ピートシールク率いるIron saviorのKill or get killed。
普通に楽曲は前から聴いていたけれど、この機にオフィシャルのMVを見たらなんだかほっこりしてしまいました。
前回も申し上げましたし、今後も言い続けると思うのですが、今日もまた言わせていただきたい。
日本語的表記でバンド名がアイアンセイバー。カッコ良すぎだろ、スクエニの新作か?
これが本当に活動や音楽ともピッタリフィットしてまして。彼らはSFをモチーフにした世界観でヒーロー的な楽曲をやり続けるというスタイル。
映像からも見て取れる通り、プレイヤーの方々はもはや大ベテランの域であり、ピートシールクはあのハロウィンの前進バンドに参加していたというし、バンド発足当時はこのピートシールクとカイハンセンのプロジェクトだったしで、いわゆるガチ中のガチバンドです。
その音はもうお聴きの通り。ガッチガチのヘヴィメタルに、ヒーロー感バリバリのギターサウンドが重ねられた無敵の構成。メタルは色々、ギターサウンドも色々、なんだけれども。このアイアンセイバーのギターの音色は本当に「っぽい」。聴けば、あーこれはアイアンセイバーだな!と気が付く独自の薫りを纏っている。個人的にはメガデスとかもそうですよね?
楽曲のタイトルはKill or get killed。そう、『やるかやられるか』。歌詞の内容としても世界観バリバリで、アニメ化した少年漫画のオープニングテーマに採用まったなし!といったところ。
これはさぞかしハードなバンドだろうぜ!というところなのだけれど。先ほども述べたこのMVを見ての感想...
近所の楽器経験者のおっさん達がほのぼのとプレイし合うような癒し空間。
ちょっとおしゃれなスタジオで、なんだか楽しそうなわけ。ピートシールクはバンTにチェックのシャツなんていう、愛すべきおっさんとして120点満点のコーデ。ドラムこそ別撮りでしっかりとした姿を見せてくれているけれど。並んでプレイするギターとベースの姿...なんかいちゃついてねぇか?
しかし放たれる音はガチメタル。超絶テクのなせる技であるけれど、とても和やかに、楽しそうに、何かを極めた者達が集って楽しむ、それは神々の遊び。幕間のみんなが余っているシーンとかもうあれ何よ?町内会の集会所に集まった仲良しご近所さんのノリですよ。
なんてほのぼのしていたら襲い掛かる必殺のギターソロ。ヒーローが困難に立ち向かい、華麗に活躍していく姿を現すかのような荘厳さ。
もう世界観の高低差がエグ過ぎて耳キーンなるわ!
いやぁ...こんな歳の重ね方をしたいですねぇ(着地点そこ!?)