冬が去ってしまう!と慌てて冬ソングを聴いて来まして、ひとごこちついたところ。
季節柄やイベントごと、恋愛なんかを歌いがちなPOPSと比べて(それが悪いなんてこれっぽっちも思ってませんよ?)、HR/HMってそもそも季節感とかが薄いなぁ、なんて考えていました。
フィクション的な物語や大きなテーマを扱ったり、普遍的な概念を歌うものが多いのかなぁ、なんてね。
そして何とも無しに、冬の曲をひとしきり愛でた後、ランダムで音楽再生を続けていたところ、選ばれたのがこちらの曲。
いやぁ...ランダム再生機能って、絶対中に人が入ってますよね?プロ級の奴が。
今尚燦然と燃え続けるメタルゴッド、Judas Priestの比較的新しい楽曲Firepower。冬から炎、雪女からFirepower。激し過ぎる寒暖差に、風邪を引くがいい!
エフェクターの設定なのか、弾き方なのか。そうそう、これが〇〇(バンド)の音だぜぇ!っていう感覚、ありますよね。このイントロも正に。上手く言葉にすることが出来ないんだけれども、この音色、雰囲気。正にJudas Priest!といった感じですよ。
Judas Priestはメタルゴッドとも呼ばれるほど、その活動歴は長く、間違いなくレジェンド枠。多くの人が憧れ、聞き込み、自分達の音楽にも反映させていったであろう、偉大過ぎる存在。
そんな彼らが2018年に放った新作のタイトルトラックがこちら、Firepower。2018年に新作アルバムを出してくれるということ自体が奇跡ですよ。バンド結成は1970年とか、メンバーは1950年代生まれ。そう考えれば、第一線で活躍を続けることのヤバさはお解りでしょう。
「らしさ」を失わないサウンド。
激熱なギターリフ。
炸裂するギターソロ。
メタルゴッドを象徴する甲高いシャウト。
未だエモーショナルな歌唱。
御年を考えれば、「おじいちゃーん」と呼ばれて、折れた腰とゆっくりとした足取りで縁側を歩く姿を想像したっておかしくないですよ。それがギターを手にして、マイクを取り、イカれた衣装を身にまとい、バイクパフォーマンスもかましちゃうような、ヘヴィメタルをぶちかますんですよ。
そんなのずりぃよ、最強じゃんか。
寒暖差で風邪ひいてる場合なんかじゃないわな。来る春に備えて、畑仕事も捗るってもんですよ。Judas Priest聴きながら鍬もって畑仕事...素敵やん?