【前置き】
・一人でも多くの人に楽器を手に取って欲しいと思っています。
・実際に楽器を手にしたド素人の経験談です。
・熱意に溢れた方というよりも、「どうしようかな~」と迷っている方を
(ターゲットにしています。熱意のある方はいますぐ始めよう!)
色々な楽器がある中で、ドラムがあるというご家庭はレアケースではないでしょうか。
ある日お子さんが「ドラムがやりたい!」と言い出したら、これはもう一大事です。
楽器売り場でも電子ドラムはお子さんがよく触っているイメージがあります。面白いんでしょうね。
そうは言っても電子ドラムって...どうなの?という方の参考になれば幸いです。
①本物のドラムのハードルは高い? 結論:原則は電子ドラム系がおすすめ
②電子ドラムの騒音はどんな感じ? 結論:うるさい物はやっぱりうるさい
③電子ドラムの選び方。 結論:欲しいと感じた物を選ぼう!
※ちなみに、我が家にあるのはローランド。↓のもう少しグレードが下のモデルです。
①本物のドラムのハードルは高い?
まず、当たり前のことを言いますね。
ドラムって、うるっさい。
それなりに音量の調節も出来る他の楽器と異なり、ドラムの音量はやっぱりパワフルです。アメリカの豪邸のようなおうちでない限り、まず「うるっせえなぁ!」と感じることでしょう。
当然、音量はご家庭内の問題には留まりません。
参考に。
私は畑に囲まれたド田舎に住んでいるのですが、なんと奇跡的に近所のどこかの家がドラムを購入された様子!
時折練習する8ビートが聞こえてきます。経験者の私としては、それはもう微笑ましい想いで聴いていたものです。
しかし、我が家はド田舎。あちらの方から音が聞こえるな、という最寄りの家々が並ぶ地帯まで、100mは離れています。
ドラムの練習の音は、100m離れた家にも余裕で聞こえてきます。さすがに不快に感じるほどの音量ではありませんでしたが、住宅地の中でドラムを叩くのは様々意味で難易度が高いでしょう。
消音パットというアイテムもあるのですが、これは「既にドラムを習得していて自分ドラムを持っている人が、ちょっと音を消して練習したい」時ならば使える物です。
なので、消音パットの状態で初心者が練習することは無理があります。
私も経験があるのですが、初心者の内に消音パットを使うと、てんで練習になりません。当然ですが、音が鳴らないんですからね。
どんな音がなるのかも掴めず、何よりも楽しくありません。
ちゃんとドラムの音を出して練習出来る環境・機会があるからこそ、消音パットを有効に使うことが出来ます。
ドラムで楽しい想いをしたい、と思って購入したのに肝心の音が出ない。本末転倒になってしまいます。
楽しい想いをするために、楽器を買い、楽しい想いをするために、練習する。
この流れを変えてしまってはいけません。
練習するために、楽器を買って、練習するために、音を気にして工夫して苦労する。
という流れになってしまうと、途端に「あー何こんなに頑張ってるんだろ、辞めよ」になります。
楽器に関する情報を集め始めると、「上手くなるためには」「上達出来ない人の特徴〇選」「今すぐやめろ!間違えた練習法〇選」等々。実にたくさんの情報を目にして、しゅんとしてまいます。
常に基本を大事にして、基本を忘れてはいけません。
あなたの人生を楽しく、素敵にするために、楽器があるんだよ、ということ。
結局、どんな事情があるのかないのか、推し量ることは出来ませんが、ご近所さんからのドラム音はほどなくして聞こえなくなってしまいました。
もしも、楽しく練習を続けることが出来なかったのならば、残念です。
ということで、以下のような条件が当てはまる場合でもなければ、ご家庭での本物のドラム導入はおすすめ出来ません。
・防音対策が完璧等、特殊な環境に住んでおられる。
・周囲100m以内に民家の無い環境にご自宅がある。
・ご近所様が神や仏ばかり。
・演奏が上手くない頃の練習音も全て聴かれても平気な鉄メンタルをお持ちである。
重ねて申し上げますが、ガチ勢は除きます。
「ちょっとドラムで遊びたいけれど....どうかなぁ?」という方向けであることはお間違え無く。
つまりは「電子ドラムがおすすめですよ」という結論に至るわけです。
ただ、ここで気を付けなければいけないのは、
電子ドラムなら音出ないもんね、騒音問題ゼロ!サイコー!
と言い切れないという点です。次回はその辺りをお話していきます。