マイツの小部屋

陰キャのための音楽ライフ

Karma_Kamelot 歌声というエロス

指輪物語をモチーフとした、王道ファンタジーを感じさせる曲。

大空を支配する巨大なドラゴンと戦うような曲。

荘厳な雪山の果てを見るかなのような曲もあるし、

真紅のマグマを連想させるようなアツい曲だったある。

 

ということはもちろん。

 

砂漠の王が眠る古代文明を思わせるような雰囲気を持つ音楽。

 

あるんです。

妖艶過ぎる甘い歌声ロイ・カーン擁するKamelotのKarma。

この世界観、他では味わえない。

youtu.be

 

自分にとって、Kamelotと言えばロイ・カーン!

こんなにも色っぽい歌声を持つ男性ヴォーカルはそう居ない、と思っている。静かな曲から激しい曲まで、圧倒的な歌唱力を見せ付けてくれる。

 

ヴォーカルが魅力的なメタルバンドは多いけれど、そんな中でもKamelotは群を抜いている。

このKarmaとは別のアルバムになるけれど、The Fourth Legacyの日本盤ボーナストラックにCan you rememberというLive音源曲がありまして。この曲の歌がとにかく色っぽくて色っぽくて。

 

ロイ・カーンの歌声はもはやエロス。もちろん良い意味です。

 

健康上の理由で脱退してしまったことは本当に残念。

Kameloはもちろん現在も活動していて、現在のヴォーカルはトミー・カレヴィックという方が担当している。

 

 

さて、このKarmaは同タイトルのアルバムトラックでもある。

もうイントロからして、砂漠の古代王国が目の前に浮かび上がってくる。本当に音楽から連想される視覚的な光景っていうのは、脳科学的にどんな仕組みになっているんだろうか。

 

そんな独特の雰囲気を漂わせながらも、楽曲の中心はあくまでもギターサウンド。ザクザクと刻みながらもやはり歌声のパンチが強い。

ヴォーカルの音ばかり強調されるというよりも、ヴォーカルが力強くメタルサウンドを牽引する形。圧巻です。

 

中間部では一旦静まり返り、ロイカーンの甘い歌声がこれでもかとばかりに耳に襲い掛かる。

静かで甘い語り口から、少しずつ力強い歌声へと変化し、そしてギターソロへ繋げていく熱すぎる展開。

歌詞の内容も相まって、

 

頭の中は完全にハムナプトラ

 

 

今回、数ある曲の中からどれを選ぼうか迷いましたが、このアルバムKarmaは正に捨て曲無し!

オープニングでぐっと掴んでくるForever、終始「泣きのカーン」状態のDon't you cry、これぞKamelotの真骨頂、組曲状のElizabeth...

 

いまだ未体験の方は、是非アルバムKarmaをまるごとご堪能いただきたい。

Karma

Karma

  • アーティスト:Kamelot
  • Noise Records
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