正しい!正義!良いこと!みたいな物って、年々難しくなって来てません?
それぞれの正義がある、なんて言い古されているし、多様性、個性を大事に。
人の数だけ言い分があるし、「これが王道だよ、他は邪道だよ」なんて簡単な世界ではなくなって来た。
この漫画面白い!←そんなの駄作、この作品こそ神
ラーメンって美味しいよね!←小麦アレルギーの人の気持ちを考えろ
このゲームのキャラ可愛い!←ポリコレぽりこれporikore...
戦争良くない!←平和ボケした国からキレイゴト乙
どないせいっちゅうんじゃ!?
そんな時はこの曲を。
HeavenlyのThe world will be better。えぇ、タイトルの通りです。
Heavenlyに出会ったのは、メロスピど出会い始めた初期の頃。某掲示板サイトでお勧めメロスピばこれだ!的なスレを見て、ソナタアークティカやドラゴンフォースあたりと一緒に教えてもらったはず。
楽曲はThe メロスピ。そこはもうご安心ください。この曲は比較的初期の頃の楽曲でもあるため、粗削りな部分が少し見えるところがまた良い!
あまり綺麗にまとまり過ぎると逆に無個性になって、あまたの楽曲に埋もれて耳に引っかからなくなったりするもの。
Heavenlyの特徴と言えばやはりそのヴォーカル。伸びの良い高音が特徴的で、メタル好きではない方でも楽しめる仕上がり。
このHeavenlyがしっとり聴かせるバラードなんて歌うと、これがまた良い!その曲はまた次の機会に。
タイトルはThe world will be better。もうそのまんまストレート。
この世界はもっと良くなるさ!
気持ち良いね。冒頭の通り、何かとがんじがらめで厄介なことこの上ない昨今。良いことをはっきりと声高に叫ぶ。大事だよね、そういうの。
そして歌詞の中では世界というのはどちらかというと「地球」であり「星」として表現されている。
この世界を「難儀な人間の集合体」ととらえずに、宇宙にある星であり、豊かな自然であり、大いなる空と大地であるととらえる。
そんな世界は素晴らしいよね?もっと良くして行きたいね!
こんな声に真っ向から反論なんか出来るだろうか?いや、反論する必要なんてあるだろうか?もし地球連邦政府なんてものがあったしたら、こんな歌詞ならぴったりハマるんじゃないだろうか。
世界や人類はこうあるべきだ!という簡単ではない正しさも大事ではあるけれど。いやー空って綺麗だよなー、なんて。わざわざ言わなくても...なことを口にする正しさ。
思えば、古くから詩人とか芸術家っていうのは、そういう部分を担っていたんじゃないかなぁ。
仕事が終わり、同僚と駅まで歩く帰り道。
なんでうちの会社って、〇〇なんだろうなぁ、なんて。そんな愚痴をこぼすことも、そんな気持ちを分かち合うのも大事だけれど。
たまには。風が気持ち良いな~、一杯やりたいね、なんて。わざとそんな言葉に代えてみたら、少しだけ気持ちが上向く日もあるかもしれないよ。