毎週毎週言いますけども。月曜日は〇ソ。
もうね、音楽の力がなくては月曜日という巨悪とは戦えないのですよ。
全身全霊の力を持って戦うのも良いけれど、時には力を抜いて、足取りも軽やかに乗り越えていくのもまた良し。
本日お勧めしますはEvanescenceのBring me to life。
ジャンル分けこそHR/HMに位置付けられているけれど、一般的なPOPSのようなジャンルとしても聴ける、口当たりの良くキャッチーな良質な一曲。
メタラーと言っても、いつも拳を上げて血管を浮き上がらせていては身が持ちません。今週はちょっとお洒落なスタートを切ってみたい。
ぱっと耳にしてみていかがでしょう。
女性ヴォーカルの歌声は、綺麗だけれども力強さや太さも兼ね備えた様子。高音も良いのだけれど、ちょっと聴こえてくる低音部分がまた魅力的。
私、初めて声を聴いた時に宇多田ヒカルを連想しました。
音楽性とかそういうことは置いといて、単純に声質、似てないですか?そう感じるのは自分だけですかねぇ。
楽曲としてはゴリゴリ感は全くなく、良い意味でPOP。海外ドラマや映画のテーマソングです、と言われても違和感の無い仕上がり。
確か、デアデビルか何かのサントラに収録されたとか何とか...
出だしはピアノでしっとりと、ヴォーカルの歌声で聴かせる感じはメタル感はあまりなく、ギターサウンドは鳴ってはいるものの一歩下がった立ち位置でヴォーカルを引き立たせている。
そしてサビに来ると突然入り込む男性ヴォーカルの声。
リズム良く男性ヴォーカルと掛け合いを重ねていく形は小気味よく、サビとして実にキャッチーな仕上がり。
ちなみにこの男性ヴォーカルはゲスト参加というか、feat.的な感じでEvanescenceというバンドの正式体制ではありません。
Evanescenceの楽曲の中でも非常にキャッチーであり、恐らく知名度も一番高いと思われるこの曲。
しんどい月曜日にライトに聴きたい曲として取り上げましたが、Evanescenceというバンドとしてはこの曲の方がやや異質?な立ち位置。
本来は、しっかり重めなサウンドとダークな世界のシンフォニックメタルを聴かせてくれます。
超個人的なイメージだけれど、
Night wishよりもコッテリ感をなくしてサラっとした美しさを増した感じ。
一方でLana Laneよりも重厚感を増した感じのバランス。
Bring me to lifeという鉄板曲を入口に、Evanescenceの世界へどうぞお越しください。